山鳥毛

庇護

性格備考

一文字一家を率いる長だが、審神者の前では一介の部下として真摯に振る舞う。落ち着きのある性格で、少々恥ずかしがり屋であるとは本人の弁。また、言葉を選ぶことはあれど、嘘や偽りは決して口にしない。顕現して以降は鍛錬を怠ることなく、目覚しい早さで練度を上げていった。一文字一家の長として、そして審神者の刀として、相応しく在りたいという強い思いがあってこその所業であった。畑当番は最初こそ苦手意識があったが、今では真剣に取り組んでおり、どの野菜を育てるか等を仲間たちと話し合っていたりする。ふいに手が空いたとなれば当番でもないのに草むしりをやり始めたりするものだから、一文字一家のものたちが手伝いに加わり、いつの間にか大人数でことに当たっているのも見慣れた光景であろう。動物には好かれやすい性質らしく、縁側では野鳥と話しているときもある。だが、最中に声をかけられようものなら、それまでの饒舌はどこへやら。肩をすぼめて黙り込んでしまうのだ。本丸のあらゆることに目を配り、不測の事態が起こらないよう備えているのだが、審神者が己に向けている気持ちには全く気付いていない。

自己PR

(隊長を任された遠征を無事に終え、本丸へ戻ってすぐに報告書を作成し始める。純粋な武力は目先の戦に勝つために必要であるが、大局をを見るには情報の多さが必要不可欠だ。些細なことも漏らさず書き綴り、推敲したのち席を立つ。主の部屋へ向かいすがら、近侍と出くわした。彼から労いの言葉を受け、鷹揚に頷く。)ああ。先程、戻ったばかりだ。小鳥は部屋にいるか? 報告したことがあってな。(報告書を片手に所在を問えば、近侍からついでに持って行ってほしいとあるものを渡される。)分かった。小鳥に渡しておこう。君も大変だな。(近侍の彼をいたわったつもりだが、どこか申し訳なさそうな様子で去っていった。まあ、近侍となれば色々あるのだろうと深く気には留めず。そうして主の部屋の前にやってくると、廊下で跪座をし、控えめに声をかける。)小鳥よ、入っても良いか?(中からの返事を聞いてから、すっかり慣れた所作で襖を開けて中へと入る。)今回の遠征はつつがなく終わった。報告はここに纏めてある、あとで目を通しておいてくれ。それから、これは来る途中で近侍の彼から預かったものだ。(報告書と共に、預かったものを主へと手渡した。――察しの良い審神者であれば気づいただろうか、近侍が気を利かせ、ふたりきりになれるよう取り計らたったことに。そんな事情は露知らず、山鳥毛は赤い瞳を細めた。)小鳥は、今日もよくやっているな。私が巣を離れている間に、何か困ったことはなかったか。我が家の鳥たちは残っていたから、それほど心配はしていなかったが……やはり気になるものでね。君が息災で何よりだ。(心から安堵の表情を浮かべた。報告のみで部屋を去るのはなぜか憚られ、主から許しを得られたならば、しばし近侍の代わりに主の補佐をしつつ共に過ごしただろう。)