【前半】教訓、お酒は大人になってから

mtr.jpg

(高校入学と同時期に審神者として就任してからもう6年も経った。気が付けば成人の節目を越え、社会的な様々な権利を得られる歳となった。中身の成長が伴っているかと問われればそれは首を傾げる他無いのだけれど、自分の身には余るほど立派で頼もしい刀たちに支えられ歩む日々は楽しくて充実している。明日は審神者オフの日という事で、意を決して彼を誘ったのは昼下りのこと。)鶴丸さん!今夜はあたしのお相手をしてください!!(などと一部誤解を招きそうな誘い文句も、色気とは程遠い声音のため言葉通りの意味として届いた筈である。そうして、深夜。彼が私室に来てくれたのなら、寝巻き変わりに着ている高校時代のジャージ姿で迎え、上機嫌で招き入れるだろう。そう広くは無い部屋だから、自然と距離は近くなる。小さな座卓を挟むように座って、用意しておいた果実酒と日本酒を紹介しよう。彼には好きなものを選んでもらうつもりで。)はい!それではかんぱーい!(自身は甘い蜜柑のお酒を選び、お互いの杯が満ちたら勝手な音頭と共にグラスの先を軽く当てよう。くい、とグラスを傾けて、)っン~~~~……お酒って感じの味ぃ……(きゅっと口を結んで、それから眉をハの字にして笑う。お酒を美味しく飲むにはまだ時間が掛かるようだった。それでも、“大人同士の交流”というやつを、彼としたかったのだ。)……はぁ……鶴丸さんって綺麗だよねぇ……(ちびちびと飲む果実酒が半分くらい減った頃、目の前の彼をやや潤んだ瞳でじいっと見つめながら、それはもうしみじみと呟いた。)

04/14 18:21*17

trmr.png

(それはとある昼下がりの事、明日は非番という事でさてどんな驚きをもたらしてやろうかと思案していたところ声を掛けてきたのは、未だその年齢から来る幼さは残れど日々審神者として懸命に精進し、自分達をしっかりとまとめて導いてくれている主であり、己にとっては敬い慕う、と言いう固い関係よりはもっと気楽に心を許せる友愛の対象へとあてはまっている少女である。)おっ、俺かい?喜んでお相手させてもらうぜ。(彼女からの言葉であれば断る理由もなく、聞く刀が聞けば誤解を招きそうな言葉も素直に受け止めてしまえば、楽し気な笑みと共に了承の意を伝えた事だろう。その後は、今夜の準備を整えるべく、まずは馴染みの刀がいるであろう厨へと足を向けるのだが。そして、深夜。内番着姿で、馴染みの刀に作ってもらった女性でも好みそうなつまみが乗った皿を片手に訪れたのは、彼女の私室。入室の声掛けをし許可が得られると酒の用意は済ませてくれていた彼女の前に座卓を挟むように腰を下ろすか。折角の二人で飲む席ならば同じ物をと選んだのは彼女と同じ蜜柑の果実酒。)かんぱーい!(彼女の音頭を合図にグラスを掲げて先を軽く合わせてからぐいっと、まずは一口飲んで口の中を潤しているも、目の前で、いかにも初めて酒を口にしたという表情を浮かべる彼女の言葉には遠慮なく笑みを零し、)ははっ、果実酒ってのは案外度数が強いからなぁ。…無理せずゆっくり飲むんだぜ。つまみもあるし。(と皿を差し出しながら告げて、自身はもう一口とグラスに口を運んだのと同時に耳にした彼女からのしみじみとした言葉には、軽く目を瞬かせ、)…そうかい?儚げ詐欺だとはいわれる事はあるが。(と零しながらどう言った意図で告げてくれたのかと彼女の様子を伺う様に見つめ返した。)

04/14 20:06*21

mtr.jpg

(ふわと鼻腔を抜けて感じる甘くて酸っぱい香り。それは、彼のことを考える時に生じる感覚に似ている気がする。まだまだ考えが足りない審神者を諫めてくれる存在は当然有難いけれど、こうして思いつきに付き合ってくれる相手が居るのは嬉しいもので。不慣れな飲酒へ案ずる言葉には素直に頷くも、その表情はやや擽ったそうに。「いただきます」と用意してもらったおつまみの皿に手を伸ばす前に断りを入れてから、ひとつ口に運ぶ。ものを噛む速度はいつもより緩慢で。)儚げ詐欺……?何ソレおもしろーい(初めて聞かされた言葉に一度きょとりと目を丸くするも、少しして意味を理解するとくふくふと笑い出す。ほんのり色を帯びた頬が更に熱くなった気がしたけれど、酔いが回り始めている自覚は無い。)でもさでもさ?たとえ詐欺だとしても鶴丸さんって超超美人さんじゃない!?なんていうかー……神々しいって言うかー……すごくきらきらしているっていうか……(教養が無い訳ではないけれど、語彙力はお察しレベルなので瞳を閉じて考えた感想とて小学生並。それからパッと瞼を開けると)それにね、本当に儚くなくて良かったって思ってるんだ。だって鶴丸さんが消えちゃったり、居なくなったりしちゃったら、あたし……、……(それはただの仮定の話でしかないのだけれど。不意に脳裏に浮かんだその未来にこころが苛まれ、途端にぶわわと涙が込み上げる。視界が滲んで、瞬くとぼたりぼたりと雫が卓の上に落ちて)うわーーーん鶴丸さん居なくなっちゃやだぁーー!!(想像が思い込みへと変わり、ぴぃぴぃと泣き出す姿は成人女性にあるまじき。素行により、酒の所為かただの素なのか判別し難いのがなんとも情けない話。)

04/14 23:19*28

trmr.png

(自らが零した言葉に面白いと笑いだす姿を見て、己の口元にも軽く笑みを浮かべるか。)以前、誰だったか忘れちまったが、言われた事があってな。黙っていれば気品があって上品に見えるのにって。あぁ、もしかしてきみが言っているのもそう言う意味かい?(と問いかける頃には、既に前に座る彼女の姿からは酔いが回っているのが見られ、様子次第では水なども用意しておいた方が良いかと冷静に考えつつ、彼女の言葉に耳を傾け。)…美人で神々しいねぇ。きみにそう言われて嬉しくない訳じゃないが美化し過ぎだぜ。そう言うのは三日月の方が似合うだろうし、きらきらしてるっていうなら俺よりずっときらきらしている人物がいるぜ。俺のすぐ目の前にな。(なんて悪戯っぽい笑みを浮かべるとともに伝えようか。勿論、冗談ではなく本心から。自分がこの本丸に顕現したのはいつ頃だったか、当初は随分と幼く頼りなく見えたが、時に躓き落ち込みながらも挫ける事なく真摯に審神者としての務めを果たす姿は、それこそきらきらして見えていたから。だから、と告げようとしたところで先に続けられた彼女の言葉に、再び耳を傾けたのも束の間、突如、自身がいなくなる仮の話をしだしたかと思えば、その瞳に涙を溢れさせ泣き出す姿を目にしてしまえば流石に慌てた様子を見せて手にしていたグラスを座卓の上に置き彼女の隣へと移動すると、)ほら、大丈夫だ、俺はちゃんと此処にいるし居なくなったりしないから安心してくれ。…よしよし、いい子だから泣くなって。夜見番が聞いたら何事かとすっ飛んできちまうぜ?な?(穏やかに声を掛けつつそっと手を伸ばし避けられなければ落ち着かせる為軽く頭を数度撫でてしまおうかと。さて成果は如何程のものだろうか。)

04/15 01:09*31

mtr.jpg

(上手いことを言う人もいるんだなあ、という感心こそあっても、同意義ではなかった。同じかと問われると、ふわつく思考の中でも「ちがうよぉ」と両手を振って否定する。酔っている、という自覚はなく、なんか変だなという感覚のまま。元々感情には従順な方ではあるものの、ある程度周囲への配慮というものはしているつもりだった。今はそれすらも失われつつあった、のだけれど――)……ほんとに?約束だよ?(頭にぬくもりが触れると、後から後から湧き出ていた涙がぴたりと止む。それでも声は微かに震えていて、見上げる表情は縋るようでもあった。安心してくれという彼の言葉を信じないわけではないけれど、もう一押しを求めるのはわがままに過ぎない。ぎゅっと彼の袖を掴んだのは離れまいとする意思の現われ。そのまま少し、視線を落とすと)……さっきの話の続き、なんだけどね。三日月さんは夜って感じで、こう、癒してくれる感じなんだけど……。鶴丸さんはね、一緒にいてすごく楽しくて、心が軽くなるの。何て言うのかなぁ……風とか光、みたいに、近くにいてくれると心地好いんだぁ(ゆるやかな一定速度で、うわ言みたいな覚束なさで語る。ぽかぽかと灯るこころの熱に頬を弛めて、)あたしがきらきらしてるのは、きっと鶴丸さんのおかげだよ(感謝と喜びを添えながら、えへへと笑う。月のような綺麗な瞳を見上げる頃にはもう涙の気配は無い。――代わりに、)だからね!あたし鶴丸さんのことが好きなの!!結婚してください!!(突如発露した感情は文脈を飛び越え、思い切りの良い告白となって白日の下に晒される。ぐぐっと彼の方へ身を乗り出す女の瞳はいっそ爛々としており、テンションの浮沈みの激しさも酒によって補強されているようだった。)

04/15 23:59*43

trmr.png

(約束だよ。と、震える声で告げられすがるような瞳を見てしまっては、今更前言撤回など出来る筈もない。というよりはする気もなく、笑顔のまま安心させるようにしっかりと大きく頷いて見せてから、再び軽くぽんぽんと、幼子をあやす様に頭を撫でてやりながら、)ああ、約束だぜ。それとも、きみはこの俺がそんな簡単に折れる弱い刀だと思ってるのかい?(悪戯めいた声音で告げて。彼女の隣に座したままの体勢で、再びグラスを手に取ったのは裾を掴む手を振り払いたくはなかったから。例え泣き上戸であろうと、彼女がそれで安心するのであればと咎める気もなかったため。漸く落ち着いたか、再び緩やかに語り出した彼女の言葉に甘い蜜柑の果実酒で喉を潤しながら耳を傾けていれば、何やらくすぐったくなるような褒め言葉の連続に微かに目を細めて、言葉を返そうと口を開くよりも先にだからと続けられた先の言葉を耳にしてしまえば、驚きの余り噎せ返ってしまう事になるのだが。)ぶふっ…!げほっ…けほっ…!は?好き!?というか、結婚!?(いつもは、人生には驚きが必要だなどと言って、時に悪戯で他の男士達を驚かせることはあれど、まさか自身がこんな驚きを与えられるとは流石に思いもしなかったと慌てた口調で告げるも、すぐに我に返るとまじまじと突然の求婚をしてきた目の前の主である彼女を見つめて、)いや、待て待て本気かい、それは。もしかして、酔った上での悪戯や、実は酔っていなくて俺を驚きせる為の冗談などではなく?(と彼女の真意を測るための問いかけを放って様子見をする事に。)

04/16 02:26*48

mtr.jpg

――……思ってない(戯めいた響きであっても、はっとする問い掛けだった。微かに息を呑んでから、それでも紡ぐこたえに迷いは無い。就任して間もない頃に顕現した彼の一振り。修行を終えたのちも目に見える早さで力を伸ばし続けた、その強さを誰よりも知っている。彼が折れる事があるとすれば、それはきっと己の所為に他ならない。「あたし、もっと賢くなるね」との誓いは、酒精が抜けた後にも心に刻まれ続ける筈だ。思考がすべて回らないではないけれど、普段以上に偏りがあるのは否めない。珍しく動揺する彼の姿は新鮮で、)鶴丸さん驚きすぎ~~(けたけたと軽快に笑う。自分の発言の重大さを理解していないからこそのゆるさだった。近くで見つめられるとちょっぴり恥ずかしくて、ぱちぱちと瞬きが増えるけれど。)冗談じゃない!ちゃんと好き!!(一転、真剣な表情できっぱりと言い切る。)そりゃあ、あたしはよく色恋には無縁だーとか、野生児とか言われることもあるけど。鶴丸さんへの『好き』はちゃんと好きだもん……。結婚ってずうっと一緒にいたい相手とするものでしょ?だったら、鶴丸さんだって思ったの(疑われた事でむぅと分かりやすく頬を膨らませながら、まだ掴んでいた彼の衣をぐいぐいと引っ張る。一方的に此方の事情ばかりを押し付ける勝手さは、やはり恋愛経験の低さに拠るところ。)……ねえねえ、鶴丸さんはどんな女の人が好き?綺麗な人?可愛い人?髪は長いほうが好き?(ころころと表情は変わって、今はまたゆるい笑顔に戻る。無遠慮に問いを重ねるさまは、知りたいという気持ちと参考にしようとの思いでわくわくと心躍るように。)

04/16 14:45*56

trmr.png

ならば、良し。いい返事だ。(はっとした相手から告げられた言葉には、満足気に一度頷いてにっと笑って見せる姿からは、彼女の本丸の中でも己の剣技は他の刀達の誰にも引けを取らないという自信と遡行軍に撒けはしないという自信が見て取れるかもしれず。彼女からの誓いには「きみはもう十分賢いけれどな」とだけ変えそうか。だが、すぐ後に告げられた衝撃的な言葉には、どうやら事の重大さを理解していないままにけたけたと笑う姿を見て流石に苦笑を浮かべ、)今の言葉で驚かなくていつ驚くんだってぐらいの驚きを与えられたからな。(それでも自分はまだ冷静に反応を取れた方だと思える。これが、長谷部等の主の言葉は絶対と言い切る刀だったら、動揺しすぎてテンパった後、そのままなんと返事をするべきかと悩み過ぎ寝込んでしまうかもしれない程に重大な事であったから。全くもって酒の力とはいい意味でも悪い意味でも偉大なものであると身をもって実感しつつ、彼女から好きの言葉の意味を改めて聞けばどう説明するべきかと頭を軽く掻きながら分かりやすく膨れだしたその顔を見つめる。)…あー、まぁ、確かにきみの好きはちゃんとした好きだとは思うし、その気持ちは否定する気はないぜ。ただ、その相手が俺っていうのが問題というかな…。って、うん?俺の好み…ねぇ。(問いかけた来た彼女がどういった意図で聞いてきたか、流石にこの流れで分からないほど自分は鈍くないと自覚している。してはいるからこそ、やはり返答に困ってどう答えたものかと、うーん、と軽く悩む声を上げてしまう訳だが。)…此処に顕現するまで、異性と接する事は殆どなかったからなぁ。そう言った類の好きや好みというのはよく分からないからきみの期待に応えられている答えかは分からないが。外見よりも、どんな時でもひたむきに頑張る人物は人として好ましく思うかもな。あとはやはり驚きを与えてくれる人、とかな。

04/17 02:28*65

mtr.jpg

そう?そうかなあ……?えへへ、でも驚いてる鶴丸さん、ちょっと可愛かったかも(驚いて当然といった真っ当な意見にも目をぱちくり瞬かせるだけで、いまいち理解出来ていない様子。それよりも動揺する彼の珍しい姿が見られた事が嬉しくて、口元を両手で隠しながらにこにこ上機嫌に声を弾ませる始末だ。『問題』と言われても深く考える事が出来なくて、「んー?」とただ不思議そうに首を傾げるばかりだったけれど。悩みながらも答えてくれた好みのタイプ――と勝手に解釈している――には、真剣に耳を傾ける。)えー!でも外見だってそれなりに何かあるでしょ!?うーん……難しいなぁ。ひたむきに頑張る……頑張るかぁ……。驚きは、さっき驚かせたから1ポイントってことで良い!?(立てた人差し指を頬に添えながら、うんうん唸って考える。果たして自分はその両方に当て嵌まるだろうか、と考えるも判断が難しい。ひとまず今し方の出来事を引き合いに出してみるも、それが正しいかも分からないのだ。思ったよりも難解な条件にしゅんと眉尻を下げつつ)……何ポイント溜まったら結婚してくれる?(いつの間にか酔っ払いの脳内ではポイント制で結婚可能という勝手ルールが構築されているらしい。掴んでいた彼の衣から手を離すと、前傾姿勢を崩してぺたんと畳みの上に座り込んで。喉が渇いたので飲みかけの果実酒を少し飲んだ。)鶴丸さんは、あたしのことが嫌いですか(思考回路が鈍っていても、困らせてしまっているのは何となくわかる。好きなことは伝えたいけれど、それで嫌われてしまうのはいやだった。いつもは凡そ何でも許容してくれた彼から感じる“待て”の姿勢は思った以上に寂しくて、重ねた問い掛けは拗ねる子供みたいに極端だった。)

04/17 21:31*76

trmr.png

可愛いねぇ、短刀達にも劣らないほど可愛かったかい?(なんてこんな状況でも楽し気な口調で悪戯っぽく返してしまうのは、この刀の性格ゆえか。だが事の重大さを未だに理解していない主の様子を見れば、これは酔いが覚めた時の反応はかなり大変そうだ。と思いつつ、それはそれで見てみたい気もしないでもなかったりする思いを抑えつつ軽く咳ばらいを一つ零しながら抗議する言葉には、)いや、本当に女性とやらに興味を持った事がないからなぁ。…まあ、強いて言うなら髪は長い方が抵抗はないかも知れないな。(自分が刀として生きてきた頃から目にしていた女性の姿は皆長髪ではあったから見慣れているかもしれない、と軽く顎を指で撫でつつ告げるか。)ひたむきさなら主はもう十分合格点には達してるぜ。何ポイントって、いや、結婚というのはポイント制なのかい?(もしそれが事実だとしたらやはり人というのはまたおかしなことを好みものだな、と軽く目を瞬かせるも、再び果実酒に口を付けだした彼女の口から零れだした言葉は、到底聞き流せるものではなく。)いや、主の事は好きだぜ。(ときっぱりとした口調で言い切った後、少しの沈黙の後再びゆっくりと口を開いて、)君の審神者に取り組む姿勢をずっとそばで見てきているからな。使えるべき主として側で支えて行きたいとも思うし力になりたいとも思ってる。妹のように可愛いいとも思うし、非番の時にはともに出かけて息抜きさせてやりたいともな。好きでなければこんなこと思ったりはしないだろ?…ただ、俺の好きは友情にも似た好きで、君が俺に抱いてくれる恋慕の情での好きとは違う好きだから、何と答えていいのか迷ってはいる。(と、出来るだけ友愛の情を抱く今の自分にとっては唯一無二の存在である主である彼女を傷つけないようにと、言葉を選びながら拗ねたような様子の相手に告げた。)現時点では、な。

04/18 03:20*83

mtr.jpg

ふふふ、そこはちょーっと違うんだぁ。短刀さん達の可愛いはー、よしよ~しってしたくなる可愛さなんだけど。鶴丸さんに感じた可愛さは……こう……えぇっと、きゅんってする感じ(説明する調子は何故だか得意げ。胸の奥のこそばゆい感覚にはちょっぴり言葉を探しながらも、誤魔化さずに笑顔で応えよう。今ばかりはすっかり恋する乙女の様相。髪は長い方が、と聞けば好意的に受け取ったようで、癖のある毛先をくるくる指に巻き付けながら「うんうん!」なんて満足気。加えて、ひたむきさも合格点と言ってくれるのなら、いよいよ彼が頷いてくれないのが分からなくて。)ポイント制ではないけどー……分かりやすいかと思ってぇ(勝手に作り出したルールだとは白状するのは早く、いじいじ指遊びをしながら。受け入れられるとは思っていなかったけど、拒否されるとも思っていなかった。要は考えなしに伝えただけで、後先を深く考えていなかったのだけれど――)えッ、(俯いていた視線が、弾かれたように持ち上がった。目をまん丸くしたまま、丁寧に、真摯に伝えてくれる彼の気持ちに耳を傾けて――やがて、)ゃ、……やだぁ……鶴丸さん恥ずかしいことばっかり言う~~(酒精で色を帯びた頬が更に熱を灯していく。自分の事は棚に上げ、耐え切れなくなって両手で顔を覆い隠した。形は違えど、貰えた『好き』は心を震わせるには十分過ぎて。思考が更にぼうっとしそうだけれど、羞恥を堪え、瞳まで覆っていた指先を左右にずらして彼を見る。)……あたしと同じ好きじゃないっていうのは分かったけど……その、現時点では、ていうのは……?(聞きたいような、聞きたくないような。逸る心音に掻き消されてしまいそうな小さな声で、意味深な言葉の意味を問う。)

04/18 22:35*92

trmr.png

きゅん、かい。…残念ながら俺にはよく分からんが、まぁ、好意的な意味で言ってくれているのはわかるので良しとするか。(得意げな様子で説明してくれる彼女の言葉を聞いても、やはり、色恋については全く理解できていない身としては、悪い意味での可愛いでないのならば満足しようと小さく頷いて見せるか。だがポイント制については、指遊びをしていじけた様子を見せる姿にまた微かに苦笑を零し、)ポイント制で、結婚するなら。感情ってのはいらないんじゃないのか?(無論、結婚というのがどういったものなのかなど、自身にも全く分からないのだが。結婚が、自分達で言うところの番を持つという行為と同等であるならば、感情が伴わないのにポイントがたまったからと言って番を持つというのはやはり理解できない事である。と言っても、当の本人である彼女も酔った勢いで言っただけであることも理解していたから、窘める事もしないのだが。だが、自らの答えに急に恥ずかしそうにしだした彼女を目にすると、どこか楽し気な笑みをゆるりと浮かべるか。)そうかい?ははっ、なら俺もそれなりに寄っているのかもしれないなぁ。ま、君にはさっき盛大に驚かされたからねぇ、これでお相子って事で。嘘は何も言ってないしな。(なんて告げて未だ恥ずかしがる彼女の反応を見守っていると視線が合うのと同時に告げられた言葉に、)言葉通りの意味だぜ。現時点では、俺には君の言う恋慕の好きの感情は、俺の中には生まれていないし理解も出来ていないから受け入れる事は出来ない。けど、俺には予知能力なんてものもないから、先の事なんてのは分からない。今君と番になれるか、と言われればいいえだが。ならば、これからそうなる可能性もないのか、と言われればそれもまたいいえという事だ。(例え彼女にとって諦める材料にはならず悩む事になるとしても、本心に嘘をつく不誠実さを取りたくはないと出した答えだった。)

04/19 01:42*100

mtr.jpg

うん!じゃあ今度、あたしが好きな胸きゅん漫画貸すから!読んでみて!!(理解し難いといった調子の彼とも、この気持ちが共有できたらと思うから、相変わらず陽気な声音でそんな提案を。勿論、不要だと言うのなら無理に押し付けるつもりはない。次いで、先の浅慮な思い付きへと、苦言を呈するような彼の言葉に最初は目を丸くしていたけれど。言わんとする事に気付くと、やや慌てたように)えっ、えーーそれは違うよ!……うんと、ポイント制は本当じゃないけど、考え方はそんなにおかしくはないと思うんだ。相手のことをちょっとでも良いなって思うからポイントが増えてくわけだし、そういうのが積み重なった先に結婚があるんじゃないかなーって!だから、鶴丸さんの感情を無視して結婚してもらおうとしたわけじゃないんだよ(身振り手振りを加えながら、それだけは誤解してほしくなくて真剣な表情で伝える。彼のことは誰よりたいせつで、ずうっと傍に居てほしいと願う。だけれど、無理に縛り付けたいわけではないから。打ち明けられる真摯な気持ちには、ただじっと、うつくしい彼の双眸を見つめながら耳を傾けて。)……うん。ちゃんと言ってくれてありがとう(唇を開くと、ほどけるような微笑みが浮かぶ。感謝を伝える言葉に偽りはなく、ちいさく頭を下げよう。そうして、彼とまた向き合うと)鶴丸さんのそういう、意外と誠実なところも好きだよ(なんて、懲りずに笑顔で伝えよう。それから一度、深い瞬きを挟んだのち)好きになってもらえなくても、鶴丸さんを恨んだりしないから大丈夫。だからこれからもずっと、あたしの一番の刀でいてね(右手を差し出すさまは、珍しく歳相応と呼べる落ち着きを湛えている。叶うのなら、握手を交わしたくて。)

04/19 23:12*109

trmr.png

胸きゅん漫画。いや、そうだな。何だか驚きを与えて貰えそうだしそれは是非貸してもらおうかな。(暢気な声で提案されれば胸きゅんという単語の意味が分かっていなければ、勿論女性が好む恋愛漫画である事も察する事は出来ない訳で、面白そうだと一も二もなく頷いて借りる事を快諾した後は、ポイント制に対する自らの言葉に慌てたように告げられた言葉には、ふむ、と納得したように頷き。)あぁ、成程ねぇ。そう言う考え方なら一理ある気はするな。気持ちの積み重ねをポイントとして例えるんだとしたら、溜まったその先に結婚という選択肢が生まれるのも分かる。…はは、心配しなくとも、君がそんな子じゃない事は俺が一番よく分かっているつもりだぜ。主としてもいつだって君は俺達の気持ちや意思を尊重してくれているしな。(真剣な表情で告げてくる彼女の姿を見れば、自然と穏やかな笑みを浮かべて安心させるように告げた後、ただ急すぎて理解が追い付かなかっただけだとの説明を付けたそうか。自らの偽りない思いと気持ちを告げた後は、彼女の様子を見守れば続いた言葉には、差し出された右手をしっかりと握って握手を交わした。)それは勿論。君の一番を他に譲る気はないんでね。刀として君の一番近くで護り戦えるのが俺の誇りでもある。――それで主。君は結局俺とどうなりたいんだい?ただの一番近くにいる刀でいて欲しいのか、それとも生涯の伴侶として近くにいる刀になって欲しいのか。俺は別に君の想いを拒絶はしていないぜ。ただ、今すぐに結婚するのは無理だと言っただけだからな。(なんて悪戯めいた笑みで告げる言葉は彼女にとっては、ずるいと言われるかもしれないが、彼女が自分の向けてくれる想いを他の刀に向けるのは面白くないと何故か思ってしまうのも本心なのだから仕方ない。そのままゆっくりと手を離す。)ま、答えは急がないからゆっくり考えてくれ。今日はもう夜も遅いしそろそろ寝た方がいい。

04/20 12:29*119

mtr.jpg

(誤解がとけたと分かれば、ほっと胸を撫で下ろす。けして優秀な審神者というわけではないけれど、信頼されるのは嬉しいもの。それが彼であれば尚の事で、込み上げる面映さにえへへと笑った。差し出した手を取って貰えたのなら、自身もまた其の大きな手を握り返して。彼の語る矜持は、刀剣男士の主として誉れとも言えるだろう。「うん」と頷く表情は嬉しそうな、誇らしげな其れであったけれど。)……結局?(問われて、思わず目を瞬かせた。あれ?と思った。そうして疑問符を浮かべている間に、白い手がするりと離れてゆく。口が開くよりも先、其の指先を追い掛けて掴んだのは、ほぼ反射のようなものだった。)ちょちょ、ちょっと待って!考えるも何も……、……んん、ちゃんと伝わってなかったかな……?(混乱の独り言をちいさく零しつつ、仕切り直すように一度だけ軽い咳払い。それから彼の手を、今度は両手で包むように握る。)あたしはね、結婚するなら鶴丸さんだって思ってるし、してほしいって今でも思ってるよ。鶴丸さんのことが好きだから(今一度、はっきりと気持ちを伝えよう。まっすぐに瞳を見上げて、臆する事無く。)勿論、いつか鶴丸さんからも同じ好きをもらえたら一番嬉しいけど。でも、それだけが全てじゃないって思うから。あたしが望んだ関係になれなくても、力を合わせて進んでいきたいし、お役目のさいごまで一緒に居られたら良いなって思うんだ。……だから、鶴丸さんは鶴丸さんの気持ちを大事にしてね!今日はもう寝るから……また、一緒にお酒飲んでくれる?(包んでいた手を一度だけぎゅっと握ってから、ゆるりと離して。大人しく彼の忠告を聞き入れる代わり、笑って次の約束をねだってしまおうか。)

04/20 21:19*123

trmr.png

ん?(自らが放った言葉に対する戸惑ったような彼女の姿を見れば、何か自分はおかしなことを言ってしまっただろうかと首を傾げて、気づかわし気に彼女を見つめるも、咳払いと共に両手で手を包むように握られて言われた言葉を耳にすると、暫く真剣に聞き入り、彼女の言葉が意図するところを何とか読み取ろうと試みて。)あぁ、そうか。悪いな、主。俺達は刀だからつい、戦っている時にあの敵を倒したいと倒しに行って倒せなかったら、じゃあ次は別の方法で倒してやろう。と考えてしまうからな。倒せなかった時のことなんて考えたことがなかったが…。成程、恋愛というのはまた考え方が全然違うという事か。いやそろそろ戦いと同じ感覚で捉える方が問題なのかもしれないが。人の心というのは俺が想う以上にずっと繊細なんだな…。(言われた意味を理解すれば、眉尻を下げて申し訳なさげに目の前の彼女へと謝罪の言葉を放った後は、再び少し思案した様子を見せ。)まだまだ勉強が必要って事か、俺も。…けど、君が俺の事を本当に好いていてくれて、俺の気持ちも尊重してくれようとしているのは分かったし、そういう気持ちは素直に嬉しいとも思うから君の気持に応えられるように試みたいと思ってるぜ。(と、彼女から告げられた気持ちに対して自らもまた真摯な思いを告げれば、)もちろん、俺の気持ちを大事にしながらな。(と笑って見せてから、彼女からの可愛らしいおねだりにはもちろんと、笑みを浮かべて頷こうか。)ああ、良いぜ。酒に酔うと君は俺に驚きを与えてからな、次はどんな驚きを与えてくれるのか楽しみにしておくぜ。(なんて悪戯っぽく返してしまえば、眠る彼女の邪魔にならないように宴を終えて片づけを始めようか。確かに先の事はどうなるか分からないが、どんな関係であれ彼女の側にいられる事に嬉しさとくすぐったさを感じつつ片付けたものを持って就寝の挨拶と共に彼女の部屋を出て行ったのだった。)

04/21 11:48*129

mtr.jpg

ふふふ、うん。相手は倒すべきひとじゃなくて、大好きでたいせつなひとだから!自分の願望だけをね、ぐいぐい押し付けるのはちょっと違うかなって。勿論、そういう想いの叶え方もあるとは思うんだけど……あたしには向いてなさそうだから(戦に結び付けてしまう思考は“刀剣男士”らしくて、ちょっぴりおかしそうに笑う。説明と呼ぶには拙いものの、自分なりの考え方を伝えてはひとつ頷いて。彼の気持ちを一番に考えたいのは本当で、たとえ実らなくてもこの恋を後悔する事は無いだろう。そうは言っても前向きに考えてくれようとする姿勢は嬉しいもので、喜びを噛み締めるように微笑んだ。)えへへ、ありがとう。あたしもね、まだまだ恋愛については勉強中なんだ。色々難しいこといーっぱいあるけど、これから一緒に知っていこうね!(ぐぐっと両手で握りこぶしを作ってみせて。色気も何もない意気込みだけれど、それくらいが自分には丁度良いに違いなかった。まずはひとつ、重ねた約束にあたたまる心をそうっと抱いて、「すっごく楽しみ」と笑顔で幸福を伝えよう。ふたりきりの酒宴のおひらきは些か寂しいけれど、片付ける手が淀みなく動くのは、次があると思えるからだ。)遅くまでありがとう。今日は鶴丸さんといっぱいお話できて良かった!(子供染みた感想であれ、思ったそのままを言葉にして。おやすみなさい、と手を振りながら、彼の姿が見えなくなるまで見送ろう。宵闇にぼんやり浮かぶましろの一振りを、まなうらに留めておけるように。)

04/21 23:15*140