(眠りに落ちる主を寝所へ横たえ、きちんと酒器類の片付けもしたのちに自らも眠りについた。少し早めに起きて、昨日は主も深酒をしておられたから酔い覚ましになるものを加えてくれ、と、厨に立つ刀剣たちに声をかける。任せて、と軽やかに請け負ってくれた隻眼に頼むぞと念押しを加え、常の通りに仕事に励んだ。きびきびと動きながら、ふと主の姿を見かけては足が止まることを繰り返す。短刀が話しかけている。脇差が飛びついている。打刀が肩を組んでいる。太刀が頭を撫でている。)――主。(まだ、特段主に報告する事項はなかった。多忙な主の手を止めるのはいかがなものか、と思いながら、なぜだか話しかけずにはいられなかった。)……主、相談があるのですが、お時間を頂いてもよろしいでしょうか?(主の手を煩わせるのも申し訳が立たないが、しかしかといって何もなかったような顔をして黙っていられるほど利口な刀ではなかったようだと、自らを振り返って驚いた。)…他の連中にはあまり知られたくないので、できれば主の執務室へとお邪魔するか…そうでなければ俺の部屋でお願いしたいのですが、可能でしょうか。よろしければ、茶菓子を持参いたします。(昨晩に酒を携えて差し向かいになっていた時と同様、今度は茶と茶菓子を携え、陽の光を感じる室内でと誘いをかける。願い事態は変わらないが、時間自体は主にゆだねるつもりでおとなしく彼女の答えを待とうとその瞳を見つめていた。)
04/22 00:30*2
(酒の力に甘えて彼へ抱く恋心を吐露し、その後も懲りずに彼の前で眠りに落ちるまで深酒した――翌朝。頭の痛みで目が覚めて、これは間違いなく二日酔いだと確信して常備している酔い覚ましの薬を飲んだ上で、共に酒を飲んだ彼の心遣いにより酔い覚ましに打ってつけの朝餉を頂いて、やっと普段通りの体調が戻ってきたと実感してほっと息を吐いた時だった。うっかり告白した事への気まずさはあるが、こういう時は好都合の無表情を利用して努めていつも通りに振舞っていたが、張本人から声をかけられると微かに肩が跳ねた。)……長谷部。……相談?ええ、もちろん。時間なら、いくらでも取るわ。(まるで昨夜の事など忘れたように平常通りを装いながら、思いがけず持ちかけられた相談の一言に瞳を瞠って。けれど考える間もなく当然の如く首肯し、)そうなの…それなら、私の部屋に来てくれる?一緒にお茶をしながらゆっくり話を聞かせてほしいわ。(昨夜は酒だったが、今はお茶と茶菓子でまだ若干の二日酔いが尾を引く体に優しい。そうして快諾を返したなら、彼の支度が整うのを待ってから、共に自室へ向かおうと歩き出す。間もなく到着するだろう女の私室は彼を招いた昨夜とまるで変わらぬ有様であったが「どうぞ、入って」と室内へ招くはずで。)
04/22 19:02*12
(主の素振りはいつもと変わりなく。いっそ夢でも見たかのようだったが酒精にいくら溺れたところで翌日にも記憶はしっかりと保ててしまえている部類の刀であった。)ありがとうございます。お忙しいでしょうに、申し訳ありませんが…少し長引くかもしれません。その分、仕事の手伝いはお任せくださいね。(主の時間をいただくことへの感謝を目元に込めて深く頭を下げながら、申し訳なさそうに言葉を紡ぐ。それでも彼女の時間を頂く分は働きで返すつもりだと張り切る素振りはきりりとした調子であったりして。)わかりました、では準備を整え次第お邪魔させて…あ、いえ。はい。よろしいのですか?(一旦先に主を自室に、と思っていたせいか彼女が同行してくれるということに一瞬驚いたような顔をしながらも断る理由もなく、万屋で以前購入したかすていらと渋めのお茶を入れてお盆に乗せ、彼女と共に通い慣れた道を歩む。「失礼致します」と折目正しく礼儀を尽くしたなら、昨夜と似た位置に腰を下ろして。)それで、主。(話題を切り出すには些か性急であったろう。)俺は日頃寛容な刀ではないと自負しております。ですが、……他の連中もあいつらのやり方で主のお役に立っているでしょう。承知しております。…ですから、これはおかしいのだと理解しております。…主に触れることを誰にも許したくないなど、今までの感情とは違います。これは、忠誠ではない。俺は、壊れてしまったのでしょうか。主のお役に立たぬ日が、(と、そこまで一息に言い切って言葉を切った。主に役立つ思考ではない。主のために捧げられるものが一つでも無くなってしまったのではないかと考えれば襲い来る不安をこれ以上考えたくない。けれど、こんなこと、主に報告しなければいけないに決まっている。)
04/23 01:30*16
いいの、今日はいつもよりのんびり仕事をするつもりだったから。謝らないで。長くなっても構わないわ。お手伝いも有難くお願いするけれど。(通常通り波の立たない静かな口調で返して、恐縮した様子にそっと首を横に振る。むしろ手伝いの申し出に嬉しげな色すら滲ませて。)お邪魔なら、先に行っているけど…そうでなければ、一緒に。(無論、彼が支度をする間は茶器を出したり自分にも出来る手伝いをするはず。共に赴いても入室時に断りを入れる律儀さに微かに双眸を細め、昨夜と構図で向かい合おう。)……ええ。おかしい、って…?…それは、……それって。(彼が全てを口にするより先、女は二人の間の距離を一気に詰めて、ぐっと伸ばした腕でふわりと彼を柔く抱きしめようとする。)……違うわ。壊れてしまったわけじゃない。それが、私が貴方に抱いてきた気持ち……恋心というものよ。役に立たなくなるなんて、そんなこと、あるはずがないでしょう。存在してくれるだけで、こんなにも…愛おしくて、たまらないのに。……好きよ、長谷部。(二日酔いが残っているとはいえ、素面といって差し支えない身で口にするのは初めての告白だった。)昨日は、勇気が出なくて…お酒に頼らないと言えなくて、ごめんなさい。でも、もうお酒を飲まなくてもはっきり伝えられるわ。私は、貴方が大好きよ。他の誰にも触れさせたくないし、私も触れられたくないと、そう思うくらいに。(そう思っているのは彼だけでなく自分もなのだと明かす事で、彼の不安を和らげられるように願いながら。頬は仄かに熱くて、表情は動かなくても瞳に宿る色は泣きそうなくらいの幸福を溢れんばかりに湛えて。)
04/23 19:02*24
もしや、まだ体調がすぐれないのでは。あまり無理をなさらないでくださいね。ええ、主の手助けであればいくらでも。(手伝いの申し出が拒否されることはない、というのは経験則にしてもいささか傲慢でもあるだろうか。とはいえ忠臣めいた口ぶりは常の通りに。)いえ、主が邪魔などとは。ご一緒できること、嬉しく思います。(端に驚いただけで、特段拒否する理由もないからと首を振って。手伝いには恐縮するそぶりを見せながら、やがて彼女の対面。傍近くに侍りたがるとはいえ、こうして体面を望む機会というのは珍しい。晩酌の時か、――そういえば、修行を申し出たときもこの構図だった。――おかしな感情が胸の内にある。他の奴らも主の役に立つのならとなにくれとなく世話を焼いた。主への不意の接触などは迷惑にはならないかとはらはらと見守りもした。けれども、この変化は今までにないもので、もしもこれが自分という刀が壊れたという証ならば、主の役に立てぬのならば。そんな焦燥を胸に抱いて言い募る最中、ふわりと。うつくしい白に体を包まれる。「あるじ、」と、意表を突かれたような声で彼女を呼んだ。)……俺は、こわれてはいないのですか?忠義ではないものを抱くなど、主への不忠の証のようで…。貴女のために修業をしたのに、それを失うのではないかと、考えてしまって…。 …これが、恋なのですか。……これが、(今までなかったものが備わったことを不自然ととらえてしまっていたが、策や彼女が打ち明けてくれたものと同じ感情があるというのなら、それならば心地よく、ほっとした風に体の力を抜いた。)はい。貴女を他の誰にも触れさせたくありません。俺は貴女だけの刀です。…お慕いしております。(彼女の頬の赤みにつられてか、顔色にもますます愛し気なものが滲んでいた。あの時の鼓動に感じた愛おしさを、今もまた強く刻む。)
04/23 21:31*27
大丈夫よ、もう薬は飲んだし…貴方が止めてくれたのに、自業自得よ。でも、貴方も昨日は私に付き合って飲んでいるのだし…程々にしてね。(どこまでも彼らしい働き者ぶりに変わらぬ表情の下で柔らかな気持ちを抱いて。気遣いは嬉しいけれどそこまで恐縮しなくてもいいのだとやんわり伝えつつ、改まって彼と向き合うと自然と背筋が伸びる。――そうして明かされた彼の胸の内はあまりに思いもよらなくて、自分に都合が良すぎる言葉ばかり紡がれてゆくから、思わず酔いが残って都合の良い夢でも見ているのかと疑いたくなるほど。けれど、抱きしめた感触が確かに伝わってきて、温もりもしっかり感じられたから、現実だと実感できた。)ええ。人の心に近づいたとは言えるのでしょうけど…どこも壊れていないし、おかしくもないわ。忠義以外のものを抱いても、それを不忠だと思うはずがないわ。貴方の態度を見ていれば、溢れんばかりの忠心が伝わってくるのに。……そうよ、恋の中のほんの一部だけど。(新たな感情が加わる事への戸惑いや不安は生まれて当然だが、それを悪いものと否定しないでほしくて。どこか力が抜けたように思える様子を見られたなら、女は抱き締める片手を彼の頭上に伸ばし、よしよしと優しく撫ぜようとして。)私の想いは、伝えられたから…それだけでいいと思っていたの。伝えた結果として、貴方の気持ちが変わらなくても…それで当然だと思っていたし、恋するように努力してほしいわけでもなかったから…。でも、…駄目ね。いざ貴方から真っすぐな言葉を貰えると…嬉しくて、幸せすぎて、むしろ胸が苦しくて…どうしようもないわ。(愛おしげな眼差しに頬の熱が瞬く間に顔や全身へ伝播していくのを感じて。)その証拠に……私の鼓動、今も昨日に負けないくらい…ドキドキしているでしょう?(これだけ密着していれば、耳を近づけずとも早鐘を打つ鼓動は彼にも筒抜けだろうから。)
04/24 03:47*30
自業自得など、そのような。主をおとめしきれなかったのは俺ですから。俺は平気です。主は加減してくださっていましたよ。日本号の奴に付き合わされるときなどよりはよほど。(こちらを酔いつぶそうとでも企んでいるのかといわんばかりの蟒蛇を思い返して首を振る。あれに比べれば主に付き合って酒杯を傾けるなど可愛いものだ。本当に。)…人の心に、…俺が?刀なのに? そう、でしょうか。もっと純粋な気持ちで、主にすべてを捧げるべきなのでは…。勿論、貴女へ向ける忠誠に曇りなどはありません、ないと思っております。…不忠と思えば、すぐにでもお叱りくださいね。自分では気づかない可能性もあり得ます。…では、恋とは他に、どのような?(湧き出る疑問を自分で消化したうえで主に報告するのではなく、主にそのままぶつけていることからしてすでに忠義とはいいがたい。不安がるようにして主に縋って見せる姿も、また。それでも主が抱きしめてくれたならば、なぜてくれたならばやはり胸の内に広がるものは幸福で、張り詰めていた力も抜けていくかのようだった。)主は、俺の主ですのに時折無欲に過ぎやしませんか。…あ、主が苦しまれてしまうのは、困ってしまいますが…これもまた幸せな痛み、というものなのですか?(主を苦しませていても自分の感情を変えられるほど器用なわけではないので眉を下げつつも、それでも彼女の表情に浮かぶものを見て思いいたって首を傾げる。それならば、よいのだけれど。)……は、はい…。確かに、感じております…。……俺も、同じような鼓動でいるのでしょうか、そうすれば…。(人と自分の体のつくりは同一ではない。よくわかってはいるけれど、自分も彼女と同様に鼓動を刻んで寿命へと駆け足になっているのなら、――置いて行かれないのでは、と思った。そうと彼女の胸元に耳を預けながら。)
04/24 20:40*40
私に甘い貴方が、酔って気が大きくなった私を止めるなんて…無謀な話よ。出来なくて当たり前だわ。それは…だって、貴方をべろべろにしたいわけじゃなくて…ただ、二人きりで一緒に飲みたかっただけだもの。(件の豪快な槍の姿を浮かべたなら確かに彼なら潰されてもおかしくないと神妙に首肯して。)そうよ。だから心許なさや不安もあるでしょうけど…大丈夫よ。そんな貴方を愛おしく思う事はあっても、絶対に見限ったりしないから。……ねえ、長谷部。全てを捧げなくても、私は貴方の忠誠を疑ったりしないわ。だから、いいのよ。不忠だと思う日は永遠に来ないだろうけど…分かったわ。そう感じた時は、隠さずに伝えるから。私も、ほんの一部しか知らないから、あまり参考にならないけど…ドキドキしたり、時折きゅっと胸が苦しくなったり…傍にいないと寂しくて、無性に会いたくなったり…そういう感じかしら…?あ、あと…こうして触れていると、ふわふわと幸せな心地になれたり。(自身の体験を元に例を挙げる女の声は普段より自信なさげに。)そうかしら…貴方が日頃から欠かさず満たしてくれているからかもしれないわね。……ええ、そうよ。さすが、呑み込みが早いというか…もう、感覚を掴んできたのね。(こくりと頷いて、変わらず発揮される彼の理解の早さを感じて仄かに目許が和らぐ。)……そう、よかった。そうだと嬉しいけれど、…そうすれば…?…私は、人の身で…貴方とは、同じになれないから…置いていかない、とは言えないわ。でも…他の長谷部なら構わないけど、貴方だけは…他の誰かに託したくなくて、ずっと独り占めしたいと思ってしまうから…もし、私が命尽きるときまで…置いていかれたくないって貴方の気持ちが変わらなかったら。そのときは共に生を終えるというのも…考えてみようと思うのだけど…どうかしら。(置いていかれる辛さは女も分かるから、仄かな独占欲も滲ませつつ未来の提案を。)
04/25 19:29*48
……よく御存知で。いえ、ですが、主に関することでできないことがあるなど、いささか気に食わないので次は努力します。…俺も、主と二人で飲めて嬉しかったです。よい機会を頂いて、ありがとうございます。(刀剣男士同士であれば言葉を促すか飲み比べをするかといった多少雑な距離感も多いが、主と過ごした二人の酒宴はまた違った様相を呈するもので。柔らかな笑みを浮かべて見せると。)主に捨てられるときなど、考えたくもありません。捨てる前に折ってくださいね。…主が俺を信じてくださっているのは…分かっているつもりです。ですから、俺の問題ですね。俺は、俺の持つすべてを主に差し上げたいのです。もとより俺が貴女のものなのですから、当然といえば当然ですが。…はい、ありがとうございます。貴女への忠義が曇ることなど耐え難い。どきどき、したり…寂しくなったり…。…幸せ、……ああ、そうです、これは、きっと幸せというのですね。(彼女の言葉を復唱しながら。包み込まれていることへの安心感は確かに幸せと称して差し支えのないものに思えて、和やかに笑みを浮かべた。)…俺と出会う前の貴女は、どんな方だったのですか?(そんな風に言われたらそんな他愛ないことが気になって首を傾げて、褒められたと悟ればぱっと嬉し気に顔を輝かせる。主に認められることはいつだって幸福だ。)いえ、………あの、ひょっとして、覚えておいでですか…。(あんな弱音を晒したなどとは忘れてほしかった。あの後にすぐに眠りに着いたようだったから夢の中の出来事と思ってくださったのではという期待は淡くも崩れ去り、思わずとばかりに顔を覆った。けれど、)……無上の喜びです、我が主。死出の旅には、どうぞこの俺を供に。いえ…死後が同一でなくとも、同じ場所から旅立ちたい。(彼女の提案がこの上なく魅力的で、ついそちらに惹かれてしまう。仲間には叱られるだろうけれども。)
04/26 01:07*52
努力する姿勢は素敵だけど、無理じゃないかしら…私が飲みたいと言ったら、強くは止めきれないでしょう?……こちらこそ。これきりにするのは勿体ないから…次も、また一緒に飲みましょうね。(と思いきって次の機会につなげようとするのも、相手が彼だから生まれる欲張りだった。)また極端な…捨てるなんて、私が死ぬより有り得ないわ。折ったりもしないわよ。……それなら、交換するのはどう?そうしたら、私の全ても貴方に渡せるもの。……貴方の忠義が曇らないのは、私が一番よく知っているから。不安になったら、いつでも教えて。何度だって曇りないと伝えるわ。……ええ、きっと。目に見えなくて、人それぞれ感じ方は違うけど…それも間違いなく、貴方の幸せの形よ。これから、もっと色んな幸せを知ってほしいわ。(いっとう柔らかな声で慈しみを込めて紡ぎ、きゅっと抱きしめる腕に力を込める。)出会う前…?普通に、特にしたい事もなく、趣味も折り紙くらいで…ぼんやり生きていたわ。(面白い生き方はしてこなかったと肩を竦めつつ、)…ええ。忘れられなくて。道連れなんて…言語道断な行いだと理解しているけれど…私も、貴方を置いていくのは、どうしても…嫌だと思うの。ただ一人、貴方だけは…命を終える瞬間まで、共に居たいわ。……ありがとう。でも、それは本当に何十年も先の話だから…これから環境も変わる中で、出会いも別れもあって…貴方の心も色んな影響を受けて、変わっていくでしょう。それが当たり前だから、無理に止める事はしないでね。その上で、もし…変わらないままだったらの話だから。約束はしないわ。(いつでも答えを変えられるように、契りの形は取らないまま。)あと、このことはその日が近づくまで、二人だけの秘密よ?知られたら、間違いなく止められるし怒られるし…下手をしたら、貴方の主でいられなくなってしまうから。(人差し指を口に当て、内緒のポーズ。)
04/26 20:15*61
で、できますとも。主に関することでできないことなどございません!…こう、何とかして。はい、是非。…俺からもお誘いしてかまいませんか?(意地を張るようにして主張する。仲間たちとの間ならば多少雑に水と酒を交換することは出来るが、主に雑にふるまうのは難しい。)ええ、勿論わかっておりますとも。もしもの話です。貴女に捨てられるなら、主が俺の主でなくなるのなら、俺はその前に貴女に折っていただきたい。…ただの雑念ですので、お気になさらず。交換…ですか?俺のものと、主のものを?…頂いてもいいのですか?はい…、俺の忠義が見えているか、どうか教えてください。勿論、曇っていたらその時は正直に教えてくださいね。…はい。…幸せの形が増える、というのは…とても喜ばしいものですね。主とともにあれば、より多くの幸せを知ることができそうです。(彼女が抱きしめてくれる腕に身をゆだねつつも、未来への期待を素直に口元に根付かせる。)…俺と出会うまでの主は、主になる前の貴女は…どのように満たされていたのだろう、ときになってしまって。(満たされていたのか満たされていなかったのか。どちらの返答を期待していたのかはわからないが、ともあれ柔らかに笑った。今、彼女を満たしているのが自分であるのはいいことだ。)お忘れください…あのようなこと、決して申し上げるつもりでは…。…はい、俺もです、主。置いて行かれるのは…いやなんです。…どうでしょう、俺は貴女の刀ですから。…変化していくかは、よくわかりませんが……今の俺は、その希望に救われています。ありがとうございます、主。(契りを結ばないと主が選ぶのならば無論のことその通りに。それでも、今の自分の気持ちはまっすぐに。)…、はい。主と秘め事を共有するというのは…何とも面映ゆくも、嬉しいものですね。(嬉しげに相好を緩めつつ。)
04/27 14:53*68
そこまで意地にならなくても…できなくても困らないように私も頑張るから、大丈夫よ?…いいから、無理しないの。……ええ、喜んで。想像するだけでも嬉しいわ。(半ば意地の如く反論する彼の様子が微笑ましくて僅かに瞳を細め、愛おしげに宥めよう。その後、彼からの誘いに自身でも驚くほど浮かれた声が出たのもご愛敬。)どうしてそう物騒というか極端な考え方が出てくるかしら…。貴方たちが折れる事を一番嫌う私に出来るわけないでしょう?いいのよ、私がそうしたいから。貰ってばかりは落ち着かないの。大丈夫よ、今まで見えていなかった時がないから。……そうね、私も。貴方に出会わなければ知らなかった幸せを、これからどれほど知れるのか…楽しみで仕方ないわ。(未来への楽しみはいくらあっても嬉しいから、女の声は未来への期待を映してほのかに弾んだ。)そうね…そこまで、満たされる事を重要だと思っていなくて…いえ、十分に恵まれた生活はしていたけど…ただ何事もなく日々を終えていけたら、それでいいと思っていたから…貴方に出会って、初めて本当に満たされる感覚を知ったわ。(ぼんやりと恙なく目の前の事をこなすだけでも毎日を過ごす事は出来ていて、それに疑問も不満も抱かなかったのが審神者となる以前の女の生き方だった。けれど、彼や刀剣男士の彼らが、そんな女の毎日を一変させてくれた。)あまり、忘れたくないのだけど…貴方が嫌なら、もう口にしないわ。貴方の願いも叶えたいし、私も貴方を置いていきたくはない…今は、そう確かめられただけで十分よ。(未来の事は誰にも分からないが、真っすぐ共に過ごせる今の時間を大事にし続けていれば、いつか二人の終着点も見えてくるはず。)共犯者みたいね?(と抱きしめていた腕をようやく外して彼を解放しつつ、)近いうちにどこかへ出かけましょうか。…そのときは、貴方と手を繋いで歩けたら嬉しいわ。(なんて次なる提案を乗せて。)
04/28 03:35*77
……ムキになりました、申し訳ありません。ですが、あまり主に負担をおかけするわけにも。主には純粋に酒の席を楽しんでいただきたいですし…。はい。俺も、楽しみです。(ついついムキになってしまう性分はだいぶ改善されたと思っていたが、そういうわけにもいかないらしい。なだめられたならば少しばかり犬のしっぽを垂らしつつ。)そうなのですが…。その、恥ずかしながら、主のことであると考えるとつい…。俺にとっては、”貴女”がいなければ生きていないのと同じですから。では…主がそうおっしゃるのであれば。はじめは落ち着かないでしょうが…すぐにそれがなければいられなくなりそうです。……そうか。俺も、主に幸せを教えて差し上げられるのですね。嬉しいです。(”主”ではなく、”貴女”がいてこその自分なのだ。彼女に上げられるものが増えることそのものもまた幸福で、うれしさに目元を綻ばせて。)……俺に出会って、初めて…?……あっ、失礼を、申し訳ありません。苦しくはありませんか?(目を丸くして彼女の言葉を復唱して、胸の内にあふれ出た喜びや愛おしさのままに彼女のことを強く抱きしめていた。行動をした後に事実に気が付くのだから質が悪い。人間の女性と比べれば刀剣男士の力は強い。気付いて腕の力を緩めつつ、衝動的に痛みを与えてはしまわなかったかと慌てたようにして問いかけて。)…お恥ずかしい…穴があったら埋まりたい…。…そうですね。ええ…。これからも、多くのことを確かめてまいりましょうね。(弱音を吐くのは恥ずべきことであるのでいくらか落ち込んだ様子は見せるが、未来に心を寄せるまなざしは希望に満ちて。共犯者、なる言葉には楽しげに笑みを浮かべた。)はい、喜んで。…それは、なんだかとても幸福を頂けそうです。楽しみですね。…あの、主。…こういったことは、他の連中には秘めておくべきでしょうか?(いつでも先に問うのは主の意向だ。)
04/28 16:47*79
いいのよ、微笑ましくて…和んだわ。自分の手綱を握るのは当然の事だから、貴方が気負う必要はどこにもないのよ。それに、貴方が居てくれたら…次はきっとあまり多くのお酒を飲まなくても、満足できると思うから。(くすりと微かに落ちる笑みの吐息。しゅんとした様子の彼を見るのも好きな女だが、もう想いを確かめ合った後だから酒の力に頼る理由もなくなった。)貴方がとことん主想いの刀であるのは私もよく知っているけれど…。また極端な…でも嬉しくもあるから、ううん…複雑ね…。ええ、ずっと想っていた分をこれから好きなだけ渡していくから、覚悟して。……そうよ。むしろ、長谷部にしか教えられない幸せがあるの。覚えておいてね。(彼の言葉の端々から、主のみならず一人の人間としての自分を見てくれる事が伝わってきて、心が温かな感情で満たされる。)そうよ、初めて。それまで、誰かをこれほど強く想って求める経験もなかったの。…いいえ、ちっとも。それより、ずっと嬉しくて…もう少し、こうしていたいわ。(己が抱き締めた時とまるで違う腕の力強さに微かに目を瞠り、しかしすぐに胸を満たすのはこの上ない幸福感。自らの腕を彼の背に回して抱きしめ返す女の声はとびきり幸せそうに綻ぶばかり。)埋まってしまったら、会えないから…寂しいわね。(気落ちした様子を見せる彼に柔らかな眼差しを注ぎつつ、)ありがとう。私も、今からとても楽しみよ。……え?あぁ、そうね…明かしたら、気を遣わせてしまう気もするけど…秘密にするのも悪い気がするし、そもそも私の気持ちは薄々気づかれている気もするから…大々的に発表する事はしないで、尋ねられたら正直に答えるという形はどうかしら…あ、貴方が皆に知らせる事を望むなら、もちろん喜んでそうするけど。(やや悩みながら自身の考えを述べ、彼の希望を尋ねよう。)
04/29 04:41*90
和み…ますか?それは、そうですが…主の手綱を明け渡していただける、というのも一種の誉ではないかと思うのです。…そうですか?それはよかった。主が満足なさるのと、お体に不調がないことと、どちらも満たせるのであればそれに越したことはありません。(主を前にすれば心は自然と素直に表情や仕草に反映される。和んだといわれるのには不思議そうに首を傾げもするわけだけれど。)はい。この長谷部にとっての一番は、いつだって主で、…これからは、俺にとっての特別はいつだって貴女です。…極端な俺はお嫌いですか?まあ、今すぐの話ではありませんし、所詮はもしもの話ですよ。…お手柔らかに、…俺も、これから覚えていく幸せや愛おしさを、すべて貴女に差し上げられるよう心を砕きます。俺にしか…ですか。光栄です。(お嫌いですか、などと問いながら、嫌われているとは思っていない顔をしていた。)……ありがとうございます。俺が主に初めてを差し上げられたこと、とても嬉しく思います。…よかった。主に痛みを与えることは本意ではありませんが、…俺とてこうしていたいので。(彼女に応えるように手を添えただけだとしても、突然に強く抱きしめてしまったのは衝動的なもの。けれど彼女がこうして許してくれることに甘えて、いたくはならない程度にまた強く抱きしめた。)ではやめます。(撤回は早かった。幸福を与え合う主を寂しがらせるつもりは毛頭ない。)…はい。よい時間になると思います。…どうでしょう、揶揄われそうだとは思いますが…また潰されそうだな…。…分かりました、主の思うままに。俺は特段こだわりもありませんし、主がなさりたいようにしたいと思います。(修行終わりやらなんやら、事あるごとに潰そうとしてくる姿を思い返して遠い目をしたのもつかの間、主命を承るとき同様に頭を下げ、彼女の意向に沿う姿勢を示す。)
04/29 15:23*95
ええ。きりっとした貴方ばかりじゃなく、隙があったり無防備だったり…色んな顔を見られる事がたまらなく嬉しいわ。私の手綱…渡しても構わないけど、苦労するのは間違いなく貴方よ…?…そうね、もうお酒に頼らなくても…それ以上に心を満たしてくれる人が傍に居るもの。(首を傾げる姿を見ては愛おしげに双眸を細めて、くすりとささやかな笑み声を零す。)ありがとう。主としてだけじゃなく、一人の人間として貴方の特別になれて…とても、幸せだわ…。…あら、意地悪。どんな貴方も好きに決まっているわ。まあ、そうだけど…貴方から貰えるものなら、どんなものも嬉しいから…すぐに全てを渡そうと焦らなくてもいいのよ。私たちに合った速度で歩みましょう?(嫌いかと問われると微かに唇を尖らせ、不服そうな音を残した唇が瞬時に否定を紡ぐ。)私も、そう思うから…お揃いね。ちょっと苦しいくらいに抱き締められるのも、それだけ強い想いが伝わってくるから、嫌だなんて微塵も思わないわ。これも幸せな痛みのひとつかしら。(だなんて至福がありありと滲んだ柔い声で返して、抱きしめる力強い腕の感触に幸福を噛みしめ、彼の背を優しく撫でて。)早いわね…ありがとう、私も一緒に埋まってもよかったけれど。(と冗談まじりに口ずさむ声は明らかに上機嫌。)貴方の気になるものや好きなものも…これから、もっと見つけていきましょうね。私が知りたいから。…否定は出来ないけど、そうなっても私が介抱するから…安心して潰れていいわよ?…分かったわ、それじゃあ聞かれたら話すという形にしましょう。まあ話好きな子に知られたら広まるのも一瞬だろうけど…知れ渡っても、何一つやましい事もないのだから…堂々としているだけね。(と告げる声はどこか誇らしげでもあって。気づけばいつしか湯飲みも茶菓子もほとんど空に近くなっていた。)
04/29 23:52*108
…隙を見せるのは貴女にだけです。…今までは忠臣として、主に仕えるものとして頼りにしていただける姿を見せたいと思っておりましたが…今ではどのような姿をもお見せしたいと思うのですから不思議なものです。主のための苦労でしたら望むところです。………はい、末永くお傍においてくださいね。(彼女の言葉は常に喜びを与えてくれる。はにかむようにして一番の願い事を伝えると。)俺もです。きっかけをくださって、ありがとうございます、主。主もたまに意地悪をなさるではありませんか。光栄です。…主はつくづく欲がありませんね…。ええ、ですが、そうですね。焦って見逃すものがあってはもったいないですから。(いじわるといわれればちょっとした意趣返しをするように軽く笑って見せながら、それでも幸福に浸っていた。)…はい、いいですね、お揃い、というものは。…そういうもの、ですか?…幸せな痛みであれば、いいのです。俺はこうした想いを抱くのは初めてのことですから、…主を押し潰してしまわないか、と少し心配ではありますがね。(冗談交じりに告げながら、浮かぶ笑みが幸福そのものであることはもはや疑いようもない。)いえ、主のことは土の下ではなくて地上で見つめていたいので。(ふるりと当たり前に首を振る。)はい。……主と行きたい場所ができたら、相談させてくださいね。俺の全てを、貴女にならばしっていてほしい。……彼奴には言わないでくださいね、遠慮のなさに拍車がかかりますので。…はい。(彼女の様子に嬉し気に微笑を落とす。さて、と、湯飲みの底を見つめては。)相談に乗っていただき、ありがとうございました、白鶴様。…そろそろ仕事に戻るべきですよね。名残惜しいですが。(などと、ついつい口走るのだからばれてしまうのも時間の問題か。「片づけておきます」と申し添え、一端のお開きとしよう。未来は明るく広がっていく。――初めて名前を呼んでみた。)
04/30 13:24*115
ありがとう、私だけに見せてくれたら…とても、嬉しいわ。もちろん、しっかり者で頼れる貴方も大好きなのは変わらないけど…それ以外の姿も同じくらい好きだから。それなら、その言葉に甘えて…たまには手綱を渡してみるのも、いいかしら。……こちらこそ。どうか、この命が尽きるときまで傍に居てね。(傍に居てほしいと願うのは女も同じだから、普段は主従の関係が色濃くとも、愛し合う二人としては対等だと伝えたくて、女も仄かに眦を下げる。)正直、途中からは暴走もしていたけど…結果オーライね。…そうだけど、仕返し?ふふ、可愛い事をするのね。そうかしら…貴方のどんなものも欲しがると考えたら、物凄く欲張りだと思うわ。でも、二人いればどちらかが見ているから、きっと見逃しも少なくなるわね。(ふと覗いた意地悪な一面がまた心をとくんと跳ねさせて、両頬が熱を帯びるのを感じた。)お揃いのものも買ってみましょうか?湯飲みや箸とか…普段使えるもの。大丈夫よ。貴方の溢れんばかりの想いに押しつぶされるなら、本望だもの。(同じく冗談めいた調子で返すも、その言葉が至って本気であるのは真っすぐ彼を見つめる瞳が物語る。)私もそうよ。明るい所でじっくり見ていたいわ。(真っ当な返しが嬉しくも可笑しくもあって、口許が微かに綻んだ。)ええ、いつでも大歓迎よ。ありがとう。私の全ても貴方にだけ伝えるわね。……ダメなの?分かったわ。いつか潰れてしまう貴方も見てみたい気がするけど。(と軽やかな音で呟いて、空になった湯飲みを見遣る。)……あ、……。そうね、嬉しくて長居しすぎたわ…まだまだ、惜しいけれど…また、次の機会に期待ね。……そのときは、また名前を呼んでね?私だけの長谷部。(初めて紡がれた名にぽかんと瞳を瞠るのは数秒。僅かに和らぐ顔は幸せを一杯に湛え、片づけは任せて己は仕事に戻ろう。大丈夫、今は離れても二人で過ごせる時間はこの先もずっと続くから。)
04/30 21:23*121