おぼろ

  • 32歳
  • 162cm
  • どちらでも


朧

望んで審神者になった訳ではなかった。自らの意思で選んだことには変わりないが、置かれた環境から逃げ出せるのであれば別に審神者でなくても良かった――故に始まりは積極的なものではなかったが、中々性に合っていたらしく気付けば任に就いてから早10年以上の歳月が経過しており、紆余曲折あったものの今では立派な中堅審神者である。希望より諦めが勝り打たれ弱いという悲観的な思考の持ち主であったが、自本丸の刀剣男士のお陰で自尊感情が高められた為、就任当初よりはポジティブになっている。ただ審神者になる切欠である全てをリセットして無になりたいという悪癖は抜け切らず、やはりなにかあると自分の殻に閉じ籠りがち。だがやはりそこから引き上げてくれるのも刀剣男士たちであり、審神者になって良かったと常々口にしている。感情の起伏が乏しく感情を表に出すことが苦手であり、口下手で口数が少ない。そしてぼーっとしている時に真顔で一点を見つめる癖があり、大抵何も考えていないがのだが目つきが鋭く怖いと思われがちなのが積年の悩み。

もし遡行軍の手にかかることがあったとしたら、その前に私の刀である貴方の手で終わらせて欲しい。…―そしたら私はきっと幸せだったと思えるから。ごめんなさい、お願い……主命です。