まさき

  • 24歳
  • 177cm
  • どちらでも


正桔

なまじ霊力が平均よりも高かったばかりに両親から優れた人間であるのだと言い聞かされて育って来た。成績は常に主席を張るほど優秀であったことも災いして植え付けられた選民思想に磨きが掛かり、気付いた頃には傲岸不遜が出来上がっていたが、上級学校への進学と同時に自分と同じレベルの人間など掃いて捨てるほど居るのだと現実を突き付けられてからは自信を消失してしまい、今は虚勢を張ることで成り立っているようなものだ。蓋を開けて見ればただの臆病な男であるもののなまじプライドが高い所為で妥協や失敗は許せないし、演習にはなにかとレア太刀を連れて行きがち。口は悪く態度も尊大だが、手入れ分の資材はきちんと確保する、重傷進軍は余程のことがない限りは指示しない、中傷はすぐに手入れ部屋に放り込むなど、刀剣を大切にしていることは窺えよう。就任四年目になるがお世辞にも鍛刀運は良いとは言えず、食が細い上に何かに没頭すると食事を摂らなくなる為、執務室や鍛刀部屋に籠っては厨組にお叱りを受けることも珍しくはない。万年睡眠不足の運動不足である為、見兼ねた短刀たちに本丸中を引っ張り回されるなんてこともこの本丸ではよく観られる光景だろう。

終わるのか、僕は。こんなところで、……こんな中途半端で。くそ、……っくそ! ふざけるなっ!! 僕はまだこれからなんだよ……! こんな死に方、納得出来るわけがないだろう!