こりゅうかげみつ

  • 極68
  • 187cm
  • どちらでも


小竜景光

どこか飄々とした景光がひと振り。数多の主を渡り歩いてきたが、此度の主への信頼は格別。他の“小竜景光”はどうあれ、他ならぬ己はこの主のもとで眠りにつくのだとさだめている――のは、誰に対しても口にしたこともない。もとより軽快な言葉尻や態度で己の本心というものは隠しがちな刀であるので、一番大事なものというのは最期の最期まで秘めるつもり。己が眠りにつくのは主の傍であり、主を亡くすよりも己を失くす方が望ましいとすら思っているが、むろん口には出さない。一日に一度は主の元を訪れる行動として主人への厚意を表しているくらいである。主の休暇には旅に誘うこともあり、飄々とした態度の癖どこか主にかまわれたがる節がある、とは誰が言ったことだったか。自分自身には確固たる自信を持っているために、己に向けられる信頼に対して結果で示すのは得意のくせに、言葉ばかりはついつい遊びがち。それを悪い癖とも、これまでは思っていなかった。主の判断を妄信するわけではないが、その判断を最良の形として納めるべく密かに苦心している部類であるので、諫言を口にしたことはなく、主の意向を常に促している。

ねぇ、主。旅に出ないかい? どこにって?
どこでもいいよ、キミの望むところでいい。………キミが、生きていてくれるなら。