(昼餉を食べ終えて、夕食の材料に足りない物があった事に気が付き、すぐさま一人で足を運んだのは万屋街。足りないものを書き込んだメモを片手に、周りの人達にぶつからないように配慮しながら軽く声を上げて確認するように読み上げていき。)ええと…他の野菜は畑で取った物で足りているから、後は豆腐と、牛肉のこま切れだったかな。――確か、お豆腐屋さんは、この近くにあったよね。(等と呟いては現在いる場所を確認しようと辺りを見回す為に立ち止まったのが、丁度甘味屋の前であり。間もなくして、自分の横を通り過ぎて行こうとした人物が懐に入れていた何かを落とした事を目にし何を落としたのかと身を屈めて拾い上げ、それが長財布であった事を確認し慌てて立ち上がるのとほぼ同時に落とした当人が丁度甘味屋の暖簾をくぐろうとしていたところである事を認識して、大股でその背後まで歩み寄って行き、)ねえ、待ってそこの君!もしかして財布、落としてないかな?この長財布なんだけれど。(少し大きめの声で呼び止めると、手にした長財布を相手の方へと差し出しながら問いかける言葉を放つだろう。)
09/09 16:51*7
(本日は謙信景光とともに甘味屋で待ち合わせをしていた。互いに興味のある分野は違うが、甘味への興味だけは一致したためにならお互いの用事を済ませてから落ちあおう、と訳した形であった。大まかな時間を交し合って別れたのち、自分の用事も済ませてしまえば足取りも軽やかに道をたどっていた。途中すれ違った相手には気づいたが、そこまでミーハーな気質でもない。同本丸の彼には一定の敬意を示しているとはいえ、どこの誰にも声を上げるような性質もしていなかったが。)えっ?(自らに声をかけられた、と認識すればしらず足を止めて目を丸くして後ろを見やる。はちみつ色の隻眼に、つい視線を吸われて、そののちに彼が差し出した長財布を見やる。毘沙門亀甲の意匠は確かに自分の持ち物の特徴だが、念のためにと懐をあさり、それが存在しないことを確認する。)…ああ、確かに。ありがとう、助かったよ。……いけないな、格好悪いところを見せてしまったかい?(確認を負えれば少しばかり目尻を下げて頷くと、角度こそ会釈程度ではあるが普段の軽快さよりは少しばかり神妙な心持で頭を下げると。ついで、はにかむようにして苦笑して。敬意を持っている相手にこのように世話を焼かれるというのはいささか座りが悪い。)ひょっとしてあなたも甘味を買いに?今日は新作が出るそうだけれど。(それでもつい、そそくさと立ち去るではなく言葉を続けて軽やかに笑っているあたりは、めったにない状況を楽しむ心構え。)
09/09 17:29*10
(後姿からなんとなくそうではないかとは思っていたものの、確信はなかった為、振り返った相手の姿を確認して、柔らかく隻眼を細めて、)ああ、落としたのは君だったんだね。小竜君。ふふ、大丈夫だよ。落し物は僕だってするし、君はいつだって格好良いからね。(なんてはにかむ相手に穏やかに告げては、長財布を相手の方へと完全に手渡す事だろう。続く相手の言葉には、緩く首を横に振って見せてはやんわりとした笑みを浮かべて返事を返すか。)いや、僕は夕餉の買い出しにね。少し足りない物があったものだから。…けれど、そうだね。新作の甘味か。それは普通に気になるね。折角だし、僕も本丸の皆に買っていこうかな。(そう結論を出せば足先を甘味屋の中へと向けつつ、はちみつ色は隣の同派の刀である青年へと向けられ、)小竜君は一人で買いに来たのかい?新作以外にもお勧めなんかがあれば教えて貰えると嬉しいな。(と、問いかける言葉を放ちながら相手も店の中へと入るのであれば共に会話を繰り広げながら店内へと向かう事になるだろうか。入った後は彼の言葉通り出ていた新作の甘味と、彼にお勧めされた甘味があればそれを本丸にいる人数分買ってから、満足した顔で別れの例の言葉と共に別れの言葉を告げて店を出る事になった筈で。その後は、再び元々買う予定だった物を買いに再び人混みの中へと姿を溶け込ませていき。)
09/10 23:05*49
(別段普段から格好良さを意識しているつもりはないのだけれど、こと彼の前で格好良くない振る舞いを晒すというのは如何にも落ち着かないものであったため、穏やかな彼の言葉に胸の中に安堵が敷かれる心地。あちらこちらへと旅をしがちな浮雲のごとき性質もあれど、こうした敬いの気持ちも忘れられない。)そう、今日でだいぶん軽くはなったけれど…この財布は気に入りだからね、無事に戻ってきてよかったよ。あはは、ありがとう。あなたが落とし物をしているところ、というのには確かに一度遭遇してみたいね。(金策をすることもあるが、気に入ったものとなれば支払いを惜しむつもりはないものだから。軽く長財布を撫でて懐に仕舞い込むと、軽口のように言葉を紡いだ。無論、軽口ぶってはいるけれどその時には迷いなく力になるつもり。)いつもお疲れさま。やはり、他の本丸のあなたも料理がうまいのかな。おや、いいのかい?言ってみるものだね。(労いの言葉に、勝手に彼の本丸にいるかもしれない自分の分も込めてみる。思いがけず誘いの形となったことに気が付けば、竜の目元も綻ぶもの。足取り軽く甘味屋まで踏み入れば、)ああ、俺はこちらで謙信と約束していて……、(ショーケースを見つめていた謙信景光が「あっ」と声を上げて駆け寄ってくる。他の本丸の同派のそを前にして目を丸くはしたが、礼儀正しくご挨拶をする彼を暖かな目で見守って。二振りからのおススメや店主からの新作の味見など、さまざまにむけた敬愛する刀への歓待が行き過ぎていなければいいけれど。彼の表情を和やかに見守って、軽く手を振ることで別れとした。主と燭台切光忠に、こっそり特別な土産を持っていこうか、と、清廉潔白が悪だくみをしたがった。)
09/11 00:30*53