(どこかの本丸に所属する鶴は朝も早いようで、「そんなに早く起きたのなら散歩がてら買い出しに行ってきてくれないかな?」と馴染みの伊達の刀に頼まれるまま万屋街へと暢気に足を運び。)へえ、此処は早朝からでも賑わってるんだな。何か驚きがあればいいんだが。……っと、その前に買い物、買い物っと。(なんて呟きながら、買うものが書かれたメモを改めて確認する姿を見せ。)何を買うんだったか…、洗濯機の粉洗剤とたわし、か。……で、粉洗剤とたわしってどこで売ってるんだ?(確認後にふと、首を傾げて立ち止まったのは、買うべきものが何処に売っているのかの知識がなかった事に気が付いた為であり、微かに眉尻を下げて軽く頭を掻き。)参ったな。よく考えれば食い物しか買いに来た事がなかった。…光坊に店の場所も聞いておけばよかったなぁ。(などと呟きながらさてどうしたものかと辺りを見回したところで目的の店に見当がつくわけでもなければ、この際誰かに聞いてしまうのが手っ取り早いかと思い立ったが吉日。大通りを歩く人の中でたまたま目についた人物の方へと歩みよれば問いかける言葉を放って見せるか。)あー、そこを歩くきみ、少し物を訪ねたいんだがいいかい?粉洗剤やたわしはどこの店で売っているかが知りたいんだが…。
09/10 13:29*30
(現状の練度を限界までに極めた刀剣が任命されることは少ない。稀に遠征を頼まれることもあるが大概が留守番か近侍、主に内番といったところで今日も今日とて朝から鍛錬に励んでいたのだが、本丸の厨を預かる燭台切に買い出しを頼まれて欲しいと言われてはひとつ返事で承諾。厨番より手渡されたメモを片手に同行を申し出た博多藤四郎と万屋街を歩いていたところであった。)む。もちろん構わぬが、いかがなされた?(行き交う人間や刀剣男士に気を配っていたこともあり、大通りの喧騒の中であっても此方へ掛かる声にはすぐに気付けた。足を止めては其方を見遣り、同行している博多藤四郎もまた歩みを止めるだろう。ふむ、と思考するように顎下に触れながら。)粉洗剤とたわしであるか。……であれば、金物屋であろうな! 拙僧たちも金物屋まで使いを頼まれていたとこである。これも何かの縁であろう、金物屋まで一緒に参ろうぞ! 博多藤四郎、構わぬであろう?(意見を求めた博多藤四郎からは笑顔で了承が返ってくる。今一度其方へと視線を移したなら、彼の返事も聞かぬまま「こっちであるぞ!」と呵々と笑って金物屋まで先導をするつもりである。)
09/10 17:12*34
(目について声をかけたのは、博多藤四郎と連れ立って歩いていた山伏国広の姿であり、他所の本丸の刀である事は承知していても社交性には刀達の中でもかなり長けている方である事を自覚していれば気にする事なく足を止めてくれた二振りの方へと笑みを浮かべて近づき。軽く手を上げて見せるか、)よっ、すまないな。急に呼び止めて。(なんて告げる言葉にはあまり悪びれた色は混じってはいなかったのだろうけれど。続く自身の質問に、答えを出してくれる相手を見れば、成程と納得したように一度頷いて見せるか。)ああ、成程。確かにたわしは金物屋にありそうだな。お、そっちも金物屋に用事だったのかい?それはいい縁だったぜ、ああ、是非ともそうして貰えると助かる。――有り難うな、山伏に博多。これで、光坊のお使いも無事こなせそうだ!(共にと誘ってくれる言葉にも笑みを深めて頷いて見せたならば二つ返事で了承し、誘われるままに誘導する彼に従う様に金物屋へと向かう事に。だが、果たして粉洗剤は金物屋に本当に売っているのか、という微かに浮かんだ疑問は口にする事がないままに。その結果、金物屋内にて、粉洗剤の在処を求めて再び彷徨う事になるのか。それとも、運よく粉洗剤も手に入れる事が出来るのかどうか。知るのはきっともう少し後のこととなるのだろう――。)
09/11 22:30*65
(彼の刀の気さくさは他所の本丸においても変わらぬらしい。気軽い挨拶には明朗な笑顔を返し、急を要する用事でも無い故に気にしていない旨を伝えよう。名を挙げた金物屋は家庭用の金物を多く扱う場所であると認識しているが、近年それに伴い生活用品も充実して来たのだと何時だか厨当番を任されている刀が零していた。己の眼で見た確かな情報では無いにしろ共に赴けば万一無くとも責任は取れようと、ニカッと人好きのする笑顔で応えよう。)カッカッカ! 鶴丸国永殿も燭台切光忠に使いを頼まれていたのであるか! これも合縁奇縁であるなぁ。(他所の本丸の同じ名を冠した刀に、斯様に同じ場所へ使わされるとは。しみじみと落とした言葉に、傍らの博多藤四郎が「燭台切は何処も人使いが荒かね」と笑って肩を竦めた。道中は三振りで他愛ない談笑を挟みながら、而して辿り着いた金物屋で各々用事を済ませることになるのだろう。先ずは店主へと粉洗剤の有無を問い、この金物屋に置いてあることが知れたなら「鶴丸国永殿!」とよく通る力強い声で彼の刀の名を呼び粉洗剤の置き場まで案内する筈だ。是にて一見落着である。)
09/13 21:43*96