mur.png

(時は昼下がり、そろそろおやつ時が近づいてくる時刻。少年の姿をした刀剣男士の姿は甘味処にあった。とはいえ元から訪れる予定であった場所でなく、たまたま落とし物を拾って届けた主が甘味処の店員だったため、お礼に甘味を食べていかないかと勧められて厚意に甘えた形だ。三食団子とお茶を頼んで、それをゆったり味わいながら長閑なひと時――だが、落とし物を届けた店員がさらに気を利かせてくれたらしく、お礼の気持ちだからお代は要らないと追加で出してくれたのがごま・みたらし・あんの三本の団子。)ありがたいけど…もう一本食べたし、さすがに全部頂くのは…主さまに持って帰ろうか…けど、それならもっと別に買いたいから…どうしようかな。……あ、(一人で食べるには少し多く、けれど持ち帰る程の量もない。どうしたものかと思った時、ふと近くに居た誰かと目が合えば。)あの、すみません。突然ですが…甘味はお好きですか?実は、ご厚意でお団子をいただいたのですが、僕一人で食べるには多くて…よければ、一本でも二本でも、お裾分けさせていただけませんか?ごまとみたらしとあんがあるので、お好きな味があれば、ぜひ。(だなんて通りすがりの人にいささか変わった助力を求めてみたり。)

09/15 02:19*108

suz.jpg

(お団子が食べたいと最初に言い出したのははたして誰だったか――短刀のような気もするし脇差のような気もする。もしかしたら打刀かもしれない。定かでは無い中で確かなことは己では無いと言うこと。あれば有り難く団子をいただくが、なければないでそれで構わないという心持ちだったのに、こうして自ら足を運ぶことを決めたのは鶴の一声ならぬ弟の一声。)お小夜が食べたいなら買いに行くしかありませんよねぇ…。(「お団子、良いな…」という大切な弟刀の独り言は本当に小さなものだったけれど、確かに己の耳に届いた。彼の願いは叶えたいのは兄としての性か。己が買いに行くと言い出すまで時間はかからなかった。あくまでお小夜の為、他の刀はついでですよと憎まれ口を叩きながらも甘味処にやってくると店員に持ち帰り用に包んで欲しいと注文を。量が量ゆえ時間がかかると言われれば一旦その場を離れ万屋街を彷徨いて時間を潰してから再度戻ってきたところで視線が絡み合った。)…こんにちは。(愛想笑いを浮かべて差し障り無い挨拶をしたところ、彼からの一風変わった助力に瞬いたのち、彼とその傍の皿とを見比べから、破顔した。)一体なんだと思えば…。それではお言葉に甘えさせて、いただきましょうかね。どれも美味しそうですねぇ…貴方はどのお団子が一番好きですか?僕はどの団子も好きですから、貴方がいただかなかったものをいただこうかと。
(横に着座して良いかの質問も付け加え、彼から答えが返ってくると腰掛けて団子の串に手を伸ばすはず。)

09/15 17:54*112

mur.png

(こんにちはと挨拶を返して小さく会釈をした後――突然すぎて断られる確率の方が高いと思われる問いを投げかけた自覚はあったから、断られてもさらりとお礼を告げる心づもりは出来ていた。けれども運よく笑みと共に色好い答えを返してもらえたなら、短刀の顔もつられて破顔した。)ありがとうございます!食べきれずに残してしまうのは忍びなかったので、とても助かりました。はい、だからどれにしようか迷っちゃいますよね。(と言った後で隣にどうぞと空いている空間を手で示して着座の質問に答えつつ、)え、一番…ですか。うーん…それは結構難しいな…どれも同じくらい美味しそうに見えるので…。(真剣な顔で目の前の三本の団子たちと見つめ合い、じっと考え込む。)でも、強いて言うなら…みたらし、ですかね。どうしてかといわれると、今日はみたらしが一番食べたいなと思ったからとしか言いようがないのですが。それでは、残りの2本をどうぞ。(とみたらしを引き取り、残ったごまとあんの2本の団子を彼に食べてもらうとしよう――食べ終わるまでの間、どうして此処を訪れたのかなど、他の本丸の刀剣男士との貴重な交流の機会でもあるから、他愛もない話に花を咲かせられたら幸いだ。)

09/16 03:20*124

suz.jpg

(全てを受け入れ頷く事が出来るほど優しい性質ではない。自分が良しと思わなければ突っ撥ねるし、そうすることは当然の権利だと思っている節がある。だから目の前の短刀の申し出を受けたことに裏はなく、それどころか少し小腹が空いていた為ありがたかった。本丸に帰れば包んで貰っている団子でお茶の時間と相成るだろうけれど、それまでに満たせるのならばそれに越した事は無い。勿論本丸でも頂くし、見た目が華奢と言えども食が細い訳ではないのだから問題ない。許可を得て、空いている隣へと腰掛けながら己の質問に真剣な面持ちで考え込む様を見つめて。)聞いておいて何なんですが、わかります…。この中から一番を選ぶのは悩ましいですよね。甘いのも甘じょっぱいのも魅力的ですから。(どれも好きと述べた言葉に嘘偽りなく、本当にどの団子も違った魅力があり選び難い。彼が悩むのを微笑ましく思いながら柔らかい笑みを浮かべていたのだが、彼がみたらしを選んだのであれば一度大きく頷こうか。)ありがとうございます。遠慮なくいただきますね。(そうして最初に手に取ったのは香ばしさが魅力的なごまあんの団子。ひとつ口に含んでから美味であることを告げ頬を綻ばせた。――そうして偶然の成り行きで彼と一緒した時間はほんの僅かだったけれど、他愛ない話に花を咲かす事が出来たとても有意義な時間であった。)

09/17 00:41*128