ひぜんただひろ
練度99 167cm
特命調査を経て本丸に配属になった刀剣男士のひと振り。刀というやつは斬ることだけが意義だとずっと思っていた。だが、うまいめしを食うことを覚えた。いつしか主を目で追うようになっていた自分に気が付いた。主の対面で食事をとると同じ料理でもよりうまいことを知った。遠征先で主のことを思い浮かべていることが増えた。どうやら刀とはいえ情緒じみたものは身につくらしいと受け入れ、恋というものを密かに抱えている。――が、それを隠しきれているかといえば否である。何分、この奇怪な精神状態の変化を真っ先に相談した相手が南海太郎朝尊だったために。あれやこれやと実験に付き合ったが、それが主との関係の発展に寄与したわけではなかった。ただ、その余波で仲間内では八割がたこの恋心、というやつが知れ渡っている。普段はぶっきらぼうで無愛想。仕事を仕事と割り切って取り組み、何があっても成果は出してくる部類の真面目さが行動の裏には伺えよう。粗暴なようでいて刀剣男士としての使命や職務には忠実な部類。仕事をきっちりと果たす以外に価値を見出せずにいたが、ただ一人の特別に仕えることがかなった今は他の己より前向きである自負がある。