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じゃ、明日の10時。正門に集合ね。ちゃんとおめかししてきてよ。(――とある日、暫く誉を9個で留めていた打刀が最後の1個を頂戴した際。褒美を問われたのなら、迷い無く答えた。「主の1日」と。まろい瞳をまっすぐに見つめて、言葉足らずだった望みについて伝えた事で冒頭に至る。たとえ彼女自身が理解出来なくとも、傍に居た近侍なり世話を焼く初期刀なりが注釈してくれるに違いない。よって加州としての発言はそれだけで、その日は私室へと引っ込んだ。あくる日。約束の時間より少し前、正門に到着して彼女を待つ姿は当然ながら平素とは異なる。白いTシャツにダークグレーのドレープカットソーを重ねて、黒のストレートパンツという比較的シックな装い。其れらは底のあるショートブーツも含め、文字通り背伸びしたい気持ちの現れなのかもしれない。首に巻いた臙脂のストールを軽く整えながら――さて待ち人はいつ現れるだろう。今日は天気が良い。蒼穹を見上げると、シルバーのネックレスが揺れた。とく、とく、と心臓の音がやけに身体に響くようで。)……あー……(意味を成さない声が落ちる。如何な戦場よりも指先が強張るような心地のなか、早く来てほしい、と、まだ来ないでほしい、の間を行ったり来たり。)

06/17 01:48*9

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(咄嗟に応諾してから気が付いた。)おめかし?(「2人でなんてデートみたいじゃん!良かったね、主さん」と横に侍る浦島の助言に漸く事態の全体図を把握出来たことだろう。確かに、十の誉を引っ提げ褒美制度に準じて願われた内容にしてはすこし勿体無くない…?と云う感想を持ったくらいでの呑気な心積もりだったけれども──いや、そう見えそうなだけできっと只の買い物。最終的には考えすぎたと結論付けて薄っぺらい期待に蓋をした。時は進み、斯くして当日を迎える。ブラウンのシースルー地のシャツと白いマーメイドラインのキャミワンピを合わせて、足元はフラットシューズで歩き易さを優先。髪は束ねず、下ろされたまま肩口で揺れている。浦島に励まされつつ現代雑誌で暫く勉強を重ねた成果は精一杯の、おめかしの筈。むず痒いような落ち着かない居心地を味わいながら約束場所へ。見えた影にこっそり近付き深紅に彩った爪紅は、つんとその背を突いて到着の合図としよう。) 加州ー、待たせた?…うお、流石やなあ。現代の服も着こなしてる…よお似合ってんで!後で加州単体の写真撮らせてね(何を着ても画になるとはこの事。目映い新鮮な姿にパチパチと睫毛上下させ唇も楽しげに弾ませ弧を描く。残念な点をあげるとすればお綺麗過ぎて直視し難いことだろう。)そう言えば二人で出掛けるんは初めてやね~、何か欲しい物でもあったん?(正門集合以外の予定を知らぬ女と云えば小首を傾げこれからの予定を尋ねようと。とりあえず、財布としての準備だけは整えてきた。)

06/17 20:33*31

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(少しずつ近付いてくる気配には気付いていた。気付いてはいたけれど、忍ぼうとしているのも伝わってきたものだから、振り向ける筈がない。こういう、少し悪戯じみた主の行動に付き合うのは、存外嫌いじゃなかった。背中に何かが触れて、かと思えば聞き慣れた明るい声音が響く。ようやっと振り返って、待ち人との対面と相成ると、)――……、(薄く開いた唇が、その形のまま静止する。紅の双眸が僅かに丸みを帯びてから、一度、二度と瞬きを繰り返したのちに、ようやく。)あ、あー……うん。ありがと。結構いいでしょ?主とのデートなんだし、ちょっといつもとは違う趣向で選んでみたんだよねー。(この打刀にとって、容貌を褒められる事は愛される事と同義であるから。褒め言葉には素直に気を好くして、さらりとアピールしてみせるだろう。写真については無論拒みはしないものの、「いーけど。同じだけ主の単体写真も撮るからね」と、にっこり笑顔を深めて伝えよう。それからやや間を置いたのちに、)今日の主、すっごくかわいいよ。その服も、髪も、よく似合ってるし。いつもよりうんとおめかししてくれてるの分かるから……なんか、うれしい。(恥じらいなくまっすぐに、平素とは大きく異なる様相の彼女を見つめては、ありのままの感情を口にする。穏やかに細められた双眸は指の先の色にも気付いて、「おそろい」と少年めいた笑顔を見せた。)んー欲しい物があるってわけじゃないんだけど。主がよく行くって言ってた現世のカフェ、一緒に行ってみたいなーって思ったんだよね。ずっと気になってたからさ、連れて行ってほしくて。(要望らしい要望は、常と変わらぬ淡々とした口振り。それでも表情は穏やかな其れで、もしも彼女が頷いてくれたのなら、共に現世へと向かうつもり。)

06/18 01:56*49

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(つんと背を突いた合図に気づいて青年が振り返れば某刀剣のように驚いた?とでも言いたげな風采で双眸が笑う筈も) っえ゛……ア。えと、(驚かされたのは此方。『デート』そんな単語に慌て、詰まる言葉も一瞬の沈黙の後に視線を斜め下に泳がせて)そ、やね。……ウンウン。どんな趣向だろうと加州なら何でも似合うと思う。またお洒落なん着たら見せて欲しいな~(何とか早口で繋いで一息。何もなかった風な態度で話を強引に戻した。写真の件については提示された条件に尻込みしその笑顔に一旦は敗北を期すが諦めた訳では無いのは、やや悔しそうな顔が物語る。)!……~~っ加州サンありがとーございます。そない言ってもらて嬉しいのは、こっちです。ほんまに出血大サービスしすぎちゃう……もお、何買うて欲しいん…(上擦る声でお礼を伝えつつ掌でぱたぱた、と頬の火照りを冷まそうと扇ぐ。真っ直ぐな声を受けたらどこか熱を帯びた心地が痒くて調子はどうにも崩れてしまう。爪紅の色一つで笑ってくれる様子に心あたためながらもとりあえず、深呼吸。一拍おいて彼の話に耳を傾け返す声色は何とも不思議そうに)連れて行くのはええねんけど、それで大丈夫?なんか加州の褒美なんに私のよく行くところとか。流行りのテイストでもないし、金持ち御用達的なとこもでないしなぁ。(腑に落ちなさそうな顏も当人が良し!とするのであれば、もう気にしない筈。行先について応諾し、現世の門を共に潜ることだろう──門の先はよく足を運ぶ令和初期の大通り。殷賑な街並みの先にやや落ち着いた通りにカフェは佇む。)こっち!ここからならすぐ着くと思う(目的地の方向を雑に指で指し示す案内役の言葉通り一応程無く歩けば店舗前に辿り着くことだろう。)

06/18 13:26*60

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(分かりやすい動揺に気付かぬ程、感情の機微に疎い刀ではなかった。さりとて其れをつつく無粋もよしとはせず、ただ胸中にて楽しむこととする。我が主の可愛らしさを。)あはは、ちょー早口。ってゆーか、褒めてくれるのはうれしーけど……「似合う」以外の言葉も欲しいな。(なんて、自ら望む言葉を乞うのもきっといつもの事だった。紅い瞳を細めて笑う。)もー、別におためごかしってわけじゃないから。ほんとにそう思ったから言っただけだし、俺の喜びも知ってほしかったの。(照れ隠しなのだろうとは薄々感じつつも、それでも伝えるべき所はしっかりと。記憶が正しければ、普段の彼女はもっとラフな格好を好んでいたはず。その背景を鑑みれば、此度の“おめかし”には時間を掛けてくれたに違いないと分かる。ゆえにこそ、彼女のその努力を正しく称えたかったのだ。はじまりからすっかり嬉しい心地を貰い続ける打刀の機嫌は好いもので。)俺が欲しいご褒美は「主の1日」だから。時間ほど高価なものはないと思わない?(疑問に応じる声も、一貫して穏やかなものだ。大事なのは行先ではなく、共に過ごせること。伝わっていなくともそれで構わないといったふうに、全てを口には出さぬまま。そうして、早速と繰り出した令和の時代。そう多くはないが何度か来た事はあるため、万屋街とは異なる雰囲気の街並みに驚きこそしないものの。)人多っ……(思わずそんな声が漏れた。示された方角に一歩踏み出すと同時、揃いの爪をもつ華奢な手をすくい取って。)こっちで合ってるんだよねー?(賑わいを抜けるまではやや声を張って、問い掛けながらも先を歩こう。店の情報は何も知らないため、彼女から此処だと教えられるまで進み続けるだろう。到着したのなら、自然と手は離すつもりで。)

06/18 15:29*66

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(にひ、と破顔した審神者は自慢の一振のお望みの侭に。あ、でも─)今日は男前のが似合うんかな……。…加州…その、かっこええよ。…以上おしまい!!(色々な感情をぎゅっと織り混ぜた一言は淡く細く彼にだけ聞こえればそれで良い。呟めいた張本人ではあるものの気恥ずかしい空気感に堪えきれず、最後の最後語尻は勢い良く締め上げてしまったが正しい称賛が伝わっていると思う…恐らく多分。恥ずかしながら古参刀に分類されるであろう彼は日常生活での審神者を良く存じ上げている訳で、そこを考慮した上で申してくれていることは良く良く分かっている。ふと、脳裡で「雅じゃない!」と叫ぶ初期刀が思い浮かび慌ててかき消す。今度は素直に享受し再度礼を述べた顏は、控えめにはにかんでいることだろう──「そっかあ。まあ、時は金なりって諺もあるくらいやしね。」なんて彼の言葉を肯定しつつ、大まかなニュアンスで捉えようとする姿は何時もの悪癖が顔を出した。そんな雑な思考回路も現代に到着してしまえばそこまで。)私もひさしぶりに来るから、壮観やわ……い゛っ(急募 可愛い驚き方。咄嗟に出た奇声は可愛げとは程遠く。然り気無くつながれた掌に胸の高鳴りがおさまるまで時間がかかりそう。)あ…あ。う、うん、ダイジョーブあってる!!(手汗の心配や現状諸々に意識を奪われつつも捻り出した声は同じくやや張りながら、人波を縫い案内を。店前に着けたのなら体温が離れる手前で無意識にきゅっと名残惜しむよう軽く指先へ触れてから、自分の行動に気が付き慌て掌を引っ込めた。入店すると案内されたのは店奥の窓際席。)ここ何飲んでも食べても、個人的には外れないと思うてんの~。あ、新作でとる。(腰を下ろしては、机上に立て掛けてあったメニューを互いに見やすい位置へ広げて話し出す声は心なしかワントーン明るい。)

06/18 20:08*77

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――……ん。ありがと。(主からの褒め言葉は何だって嬉しい。けれど、今日一番に欲しかった賞賛を得られたのなら、いつも以上に喜びを湛えた笑顔を見せただろう。裏表のない言葉はいつだって心地好く胸に届くから、彼女の周りに刀剣たちが集まるのにはきっとそういう理由もある。口煩い初期刀がダメ出しを続けるのも、打てば響くからに違いない。なんてことは、一歩引いた古参刀ゆえの見方であるけれど。はにかむような表情を目にしたのなら、胸があたたかくなる心地。薄い唇が描く弧は、殊更に深くなっていった。そうして、現世にて。背丈は然程変わりなくとも、人混みから彼女を救い出すくらいの力も体幹も持ち合わせている。とは言え、此方も此方で必死なので、手を繋いで歩くという行為を意識するだけの余裕はなくて。目的地に着いて指をほどこうとしたとき、引き止められるように触れた熱に驚いたように瞬いた。腕を引っ込める様子こそが気のせいではない事を表していて――反則だろ、と。拵えではない目元の赤みは、前を歩くことで誤魔化してしまいたい。)ふーん、結構いい感じ。(中に入り、見渡して吟味するのは内装や場の雰囲気など。たしかに事前に彼女から聞いていた通り、取り立てて真新しさや上品そうな印象はない。落ち着いて過ごせる、隠れ家的空間というやつだろうか。向かい合う形で腰を下ろして、広げられたメニューを覗き込む。お気に入りを教えてくれる彼女の声は、主ではなく一人の女性としての響きみたいで。双眸が穏やかに細められる。)……そーなんだ。色々あんだねー。なんか迷っちゃいそうだし、俺は主のオススメにしよっかな。それか、いつも食べてるものでも。(いくつかの文字を追って暫し、考え過ぎるよりも先に視線を上げて。軽く首を傾げながら、真正面から向き合うのはなんだか新鮮だった。)

06/18 22:17*83

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(呑気なメロディ調が特徴の洋楽シティポップが流れる店内は一つ落ち着いた道通りに建っているからだろうか、いつ来ても客足は割りと疎ら。立ち寄り馴れた自身と違い一振が店内を見渡しているような行動がちょっぴり新鮮で暫しその様子をついつい眺め、不思議な微笑ましさから笑ってしまうのだけれども。)いつも一人で考えたいことがある時に使ってるから、誰かと来るのは新鮮な気分やわ~。あ、他の子等にはカフェのこと内緒にしとってな?(人差し指を軽く鼻先と唇に押し当ててやんわりとした口止めを。人影も疎らで落ち着いた空間は考え事に最適だから。嵌まって思案したいことがある時はふらりと一人立ち寄ることも屡々。今回で教えてしまったのだから秘密にせずとも良いような、もうすこし秘密の共有を楽しみたいようななんて。そう言えば、)うちの本丸の子等でここ、連れてきたの加州が初めてってことになるんやね。(緩慢な語調は世間話の延長線上のようにぽつりと眦もゆるりと下げて。)ええで~。私のオススメは甘い系で攻めたいならこのミルクティーのカヌレ。そない甘くない方がいいのやったら、塩フロランタンかなあ。飲み物はコーヒーいけるんやったら、オリジナルブレンドコーヒーがええと思います(スラスラと淡いピンクから滑り出す具合から見ても以前は頻繁に来ていたことが窺えるだろう。一応選択肢を用意し、彼が選択を終えれば手近な従業員を呼び止めて自身の分である新作のチーズケーキとカフェオレを纏めて注文してしまおう。それから、広げたメニューを片付けたところで向き合う彼の斜め右辺りに視線を泳がせつつ)加州は非番の日よく何してるの?

06/18 23:54*90

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……え。そうなの?(持ち掛けられた秘め事の共有に同意するより先、意外そうに目を丸くする。顕現してからの期間は長い方であっても、主に一番近しい一振りかといえば恐らくそうではなかった。ゆえにこそ他の誰かを連れて来たこともあるのだろうと思っていたから――嬉しい誤算に思わず口角が吊り上がる。)うん、じゃあ内緒にしとく。だから、主も俺以外連れてこないでよ。(己だけが知る、主の領域。そこに招かれる事が許された優越感は気を好くするには充分過ぎる。思わず子供染みた独占欲を口にしてしまうほどに。)……カヌレとかフロランタンとか……これって何語なの……?(流暢な説明には黙って耳を傾けはするも、不意に浮かんだ些細な疑問を呟く。見目や口調は年若くあっても、感性はやはり古めかしいままなのかもしれない。とは言え、その答えが得られようが得られまいが、選択に支障は来さないだろうけれど。)んー……じゃあ塩フロランタンとそのコーヒーにしようかなー。(コーヒーひとつ取っても種類が色々あるようだが、生憎とまるで理解出来ていない。ゆえに薦められたものに定めて、慣れた様子で注文をする彼女に託した。メニューを片付ける傍らで、席に通された際出された水を一口飲んで。問われた事には思案するように、)どうだろ、とくに決まったことはしてないかなー。適当に万屋街うろついたり、たまに現世に遊びに行く時もあるけど。……でも結局、刀振ってることが多いかもね。(行儀悪くも頬杖を付きながら、窓の外を眺めてつぶやく。面白みのない回答ではあるが、脚色しようもないので仕方ない。「主は?」と問い返す眼差しは、泳ぐ虹彩の動きごととらえるようにまっすぐと。)

06/19 01:54*95

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うん。じゃあ、約束!誰かに話したら……そうやねえ。歌仙の前で雅やないことするとかど~?(閃いた!と弾むトーンに軽やかな口調で提示された内容は相反して些かエグめ。破りたくなくなるような効果のあるものを、と思ったが覿面過ぎそうなのも考え物か。)……ウン。なら、加州くん。またここ来る時、付き合おうてくれます、か?(可愛い一振のお願いを無下にする訳も無く承諾し頷いたところで、思った。=次回以降もし暇をもて余しているようなら付き合ってくれるのだろか。小さな期待を抱く投げ掛けは緊張故に歯切れ悪く、窺うような視線も遠慮がちに。) エッ。き、にしたことなかった…!ええと。ちょお待っててな。ん~~…フランス語やって、お菓子もフランス産まれらしいで。スマホほんま便利。(一拍、二拍と間を置いて見開く双瞳と返答は正直者。背凭れに掛けていたミニショルダーからスマートフォンを取り出して、検索。表示された結果内容を口頭で話しつつ、ふと既視感。このようなやり取りを以前何処かで)そう言えば、この間小烏丸とも似たようなやり取りしたわ~(しみじみとした口吻繰り出す唇は卒然とデリカシーの欠如を疑う思い出噺を。)…素振りって結構体力とか身体使う感じ?(身体を近頃動かす機会が殆ど無かったからか足された体重計のメモリを思い浮かべ、尋ねる眦は希望を見つけたか如く煌めきを乗せて。)…………最近は執務室で読み物か考え事しとる…あっ、いや引きこもっとるとかやないですけど…アハハ(段々の尻すぼみは人様に吐露する内容でないことは確り理解しているからで。近頃審神者としての側面が忙しかったこともあり、火急案件でない書類が溜めてあったから。真っ直ぐ向けられる視線を受け、罰の悪そうに首裏を掻く。「でも、買い出しとか息抜きでたまに外出とるから問題ないです」なんて慌て補足し直す。)

06/19 09:19*99

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あは、いーよ。じゃあ……はい、ゆびきり。(約束、の響きを耳にしたのなら笑みを深めて。鉤状に曲げた小指を差し出したのなら、応じてくれるだろうか。江戸の時代ならばいざ知らず、童歌ともなっている現世に於いては然程重さを伴わない筈。とっておきのように提示されたペナルティは、この打刀にはさして痛手でない事は黙っておこう。)……もちろん。お誘い、待ってまーす(辿辿しい問いには、当たり前みたいに頷いてみせる。ひらひらと手を振って、おどけるような返事は気兼ねせずに声を掛けてほしいという望みゆえに。)あー、フランス。たしかになんかソレっぽいかも(ざっくりとした感想は断片的な知識をかき集めた程度。便利な端末を淀みなく操る指先を眺めいていたけれど、徐に切り出された話題には些か複雑そうに眉を顰めた。)あのひとと同じかぁ……(何処か遠い目をするさまから、喜んでいない事は明白だろう。あいつ、ではなく、あのひと、と呼ぶあたりにも距離感が見て取れる。「なんか俺と被ってるよね、色合いが」なんて零した一言は、冗談とも本気とも判断しかねる響きにて。)どこまで真面目にやるかにもよるけど、あれも全身運動みたいなもんだから……想像より体力持ってかれるかも?まぁ、軽いやつでちょっとずつ数を増やしていく感じならいーかもね(輝く瞳の意味するところを理解して、彼女に置き換えた返答。その表情は、後輩を指導する先輩刀剣としてのものに近い。)……それでよく歌仙が黙ってるね(休日の過ごし方は意外なもので、ぱちりと瞬くと同時に意外に思う感想が落ちた。恐らくは彼女自身、後ろめたく感じている事は其の振る舞いで伝わってくる。縁という主を持つ加州清光は、刀剣男士の面倒は見ても、審神者の在り方には踏み入らない一振りだった。ゆえに、)ちゃんと休めてるならそれでいいよ(やわく双眸を細め、語りかける声音はただ穏やかに。珈琲豆の良い香りがする。)

06/19 14:29*107

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(幼子でもよく交わす約束時の定番。差し出された小指に自然と絡めてしまい、童謡を口ずさんでしまうのが慣習の恐ろしいところ。指きった、のフレーズを紡げば小指を解くのだろう。幼い頃や学生時代、ああ後短刀とも時折交わすことがあったが──ん?)……加州、私御年28歳になったんやけど。子供扱いみたいなんは考えすぎですよねー…?(末尾が疑問符なのはそうであって欲しいとの願望故に。軽く眉間に皺を寄せ首を傾げるけれど、この審神者は単純な部類。次いでカフェのお供の快諾が聞ければ直ぐにでもご機嫌な調子で笑う姿がある筈。「やく‥」まで出掛った単語は先の光景を思い起こし、無理矢理途中で呑み込み不自然に首肯する有り様は学習能力の低さを露呈しまう始末。) あ、……。えーっと。小烏丸は……フ、ランスも通じんと思うから。そういうん含めて加州は大丈夫!問題ないで!(踏み砕いたデリカシーの欠片に漸く気が付けば、冷や汗を少々。引き吊った唇は慌てフォローを紡ぐも情けなく余り効果のみられないだろう単語ばかり並べて。参った。「……ええ。で、でも加州の方が色合い?かわええから、そない被っとらんよ…」二の舞を踏まぬよう慎重に慎重を重ねたが判断しかねる声色に返した答えは的を得ていないようなそんな具合。)ほおん……。30も近くなってきたりとか事務仕事多いから、筋力とか体力が気になって。ちょお検討してみる!ありがとな~(雑とは言えど流石に片想いの相手を前にダイエットとは大々的に言い憚られた。真面目に取り合ってくれる一振に罪悪感を覚えつつ、取り敢えずは笑って感謝を伝えた。)……!!か、加州兄さん……!(歌仙の件にはそぉっと伏せる視線が其の顛末を物語っている筈。柔らかく穏やかに浸透するよな一振の懐の大きさと尊さに、感嘆交えた呼称が零れ落ち──そして、良いタイミングで注文の品も運ばれてくる。)

06/19 20:50*118

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(小指を絡めると軽く揺らして、けれど唱えごとは彼女に任せきり。ほどかれた後も差し出した小指はそのままで、)あれ、29じゃなかった?(だなんて、悪戯好きな猫のように瞳を細めて。その意味するところは、けして彼女を幼く見ているわけではないということ。ケアを怠る事のない手をテーブルへと伏したのなら、)わかりやすくていいと思っただけ(と、隠す事なく真意を伝えた。数秒後、同じ流れを辿りそうになった際には流石に吹き出して。「ゆびきりしよっか?」と答えの分かりきった問い掛けをしただろう。)……ふーーん(主の前ではあまり見せない無表情で。大仰な相槌をする。納得しかねるような。――けれどそれも束の間のこと。不器用ながらフォローしようとする彼女が面白くて、怒ったふりの仮面は容易く剥がれ落ちよう。「それならいいんだけど」と笑ってみせたのは、かわいい、の言葉を耳聡く拾ったからでもある。)あー、まぁいつ何が起こるかわかんないし、適度に運動はしといた方がいいだろうしね。無難に散歩とかから始めたら?初っ端からはりきりすぎて筋肉痛で動けませーんってのが一番やばそーだし(女性が運動をしたがる理由、というのは、まぁある程度察しがつくものだけれど。敢えて詳細は詰めないまま、それらしい助言だけしておこう。聞くも聞かぬも彼女次第。兄さん、なんて敬称はおふざけの範疇なのだろうけれど、嬉しく感じたのは事実。「はいはい」と笑う面差しは満更でもなさそうに。程無く、コク深い香りと共に注文した品が運ばれてくる。洒落た陶器を見つめる視線は、観察の其れ。)じゃ、いただきまーす(目立たない程度に手を合わせて挨拶。まずは深い色をした珈琲を、熱を冷ましながらひと口。)あ。意外と苦くない。ブラックでもいけるかもなー……(不快な後味のない口あたりの一杯へ、呟く感想は好意的。)

06/20 08:18*133

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(審神者には、敵わない二振りが存在する。一振は例にも漏れず初期刀様。もう一振は─…目の前の打刀だ。惚れた弱み等とよく言うが全く以てその通り。年齢への言及だって憎めないし、しっかり物事を伝えてくれるところも良いなあと思うので割と何でも許容してしまいがち。ただ此度に於いては噴出された呼気と意地の悪い問いは流石に─、「……加州が歌てくれるんならええけどね!」なんてじっとりした視線と共に趣向返しの意も込めただろうが、結局のところ何時もと変わらない。)……そ、そーそー。加州の方が。イヤ、加州がいっちゃん可愛いよ。(不自然なようでも本気の称賛ではある。温度の感じられぬ顏に審神者の緊張と冷や汗は最高潮であったものの、次の選択はどうやら間違えなかったらしい。漸く咲いた笑顔へ明け透けに安堵で胸を撫で下ろす。「ごめんなあ、もっとデリカシー搭載しとくわ」そう緩やかに一応謝罪を紡ぐものの、期待値は低いだろう。)お、おん……そやねえ。最近、こんのすけもふと、……運動不足や~言うてたし一人と一匹で始めてみる。(そもそも管狐に運動管理は必要なのだろうかと自らの発言に思うところはあったが、巧い誤魔化し方も見付からず出任せに。ただ、巻き込む予定ではある。此方の思惑が筒抜けとも露知らず、暢気にサムズアップ。)良かった。加州のご褒美で来とるのに口に合わんのも困るし。(先ずは一口を運ぶ一振を見遣って悪くなそうな反応に瞬きを落とし、へへと表情を弛ませる。そう、本日はこの打刀が主役の日なので。自身も注文の品をひとくち、)あつっ!!!(悶絶。意識が完全に別のところへ向いていたこともあり、ホットであったことが何処かに飛んでいた模様。口元を掌で覆って、短い眉は完膚なきまでにひしゃげていた。)

06/20 23:04*147

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(ゆびきりを唱えなかったのは、何も意地悪というわけではなく。単純に馴染みがないだけだったので、「主が教えてくれるなら」と応えよう。意図せず本末転倒の形となってしまうのはご愛嬌。尤も、約束が違えたとて、主相手に針千本も拳固も送る筈はないのだけれど。)……ありがと。主にそう言ってもらえるのが一番うれしいよ(どんな時でも、どんな伝え方でも。彼女に『可愛い』と言ってもらえる喜びは何にも代え難い。いっとうやわらかな笑みは、このこころを顕著に現しているだろう。「期待しないで待ってるよ」と茶化すような笑い方だって、大らかな彼女を好ましく思っているからに他ならない。主は主、変わらなくたって構わないと言いたげに。サムズアップの指先が、己が瞳と同じいろを纏っていることにひと知れず口角をゆるめつつ。)うん。ふつーに美味しい。本丸で飲んでる安っぽいのとは味が違うのが俺でもわかる(味への言及に付随した感想に悪気はまるでない。ただ、“川の下の子”にもわかる美味しさと伝えたかっただけで。珈琲を少し飲んで、甘いものが欲しいと思ったタイミングで塩フロランタンを食べてみようとフォークを手に取るが、)ちょッ……、主!?(聞こえた声に、弾かれたように立ち上がった。テーブルが揺れて、カトラリーと陶器が揺れる音が鳴るも、そんな事を気にする余裕はなかった。彼女の席の方へと回り込むと、肩に手を添えて様子を窺うように身を屈める。)大丈夫……?ほら、これで冷やして(反対側の手で水の入ったコップを引き寄せると、彼女の前に差し出して。大袈裟とも取れるような反応は、けれどそれだけ真剣に身を案じているから。窓際の離れた席ゆえに、そう注目は浴びていない――筈だ。)

06/21 01:55*155

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(意図せぬ申し出に瞠った瞳が数度瞬き仕方ないなあとでも言いたげに下げた眦と緩む唇は童謡の歌詞やリズム、─それと囁かれる本怖な意味合いの補足を付け足しながら教授するが。すっかり件のことが無かったかのように振る舞う辺り、鳥頭も吃驚な記憶力。) かっ、わ!…~ほんまに加州ええ子やなあ。素直なええ子に育って審神者嬉しい…(ほう、と感嘆まろびでる呼気。しなやかに笑う様へ抱いたのは好意とかそういうものでは無く純粋な親心紛いなもの。惜しまれるは此処が本丸では無く、公の場と云うところで手を伸ばしかけたものの素直に引いて。敵わないから悔しげに寄せる眉間は撫でることが叶わぬ我慢の証拠。) 、あははっ。(無遠慮な笑声が唇割った。余りに悪びれのないありのままの感想に感じるのは可笑しさだけ。)確かに。本丸は、タイムセールのとか業務用の安いやつやからね。…燭台切には反対されんねんけどな。「主!たまには良いの買おうよ!」ってさ(伊達の一振風な雰囲気の引き締めた顏と出せるだけの低い声は完成度の甘い物真似のつもり。笑みを挟みながら「帰りにお土産で良いコーヒー買ってあげたほうがいいかな?」なんて──冗談めかしていた罰が当たったのかもしれない。一口の油断でやらかしてしまった。審神者の反応に直ぐ様フォローを入れてくれる優秀さに感激しつつも、水を受け取り咥内に含んで鎮火活動。突如襲った舌先のひりつく感覚、口内の熱さは度合いで言えば軽症くらいだろうか。少し間をおき、)…だいじょーぶ。 もうほんまありがとう。そして情けなくて穴があったら入りたい……はずかし、(真剣に身を案じて貰った現状と物理的な熱、羞恥によって赤く変色した顔を恐る恐る掌で覆って絞り出す声は段々とボリュームダウン。)審神者介護なんかさせてごめんなさい……。

06/21 16:22*167

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(良く言えば単純明快。言葉を選ばず言えばチョロい。そんな主だからこそ、面白いし退屈しないし、目が離せないし放っておけない。きっと丁寧に教えてくれた内容の半分も聞いていなかった。だって得意げに懸命に教えようとしてくれる彼女が、可愛らしかったから。それでも要領の良い打刀は、次には同じように歌ってみせるだろう。敢えて本題は流したまま。)主に育てられた覚えはないんだけどー。……ふっ、まぁ主に似るってところはあるかも? 俺もねぇ、賢しいタイプの主の元なら、もっとかっこいい刀になってたかもねー(凡そすべての刀剣男士へ等しく与えられるだろう類の愛に、拗るような真似はとうの昔にやめてしまった。やさしい手に撫でられるのはけして嫌いじゃないけれど、今日はそういう日ではないので。無念そうな彼女へ、別方向からの話題を一匙。)うわービックリするくらい似てない(よく知る太刀の物真似にはある種感動しました、みたいな顔して一言。けれど直ぐにいつもの笑みを浮かべて、「どーだろね。案外、物より淹れ方の問題かもよ?」なんて思案をひとつ。とは言え、お土産として買おうと言うのなら反対はしないだろうけれど。平素気安い態度であれ、彼女はたいせつな主。身の危機を感じ取ったのなら警戒は早く。やがて重い火傷にはなっていないだろう様子を窺えば、ふう、と安堵で肩を上下させた。)……いーや、大丈夫そうならそれでいいよ。俺こそ、なんか大袈裟にしちゃってごめんね(やれお節介だ口煩いだと初期刀を揶揄していても、己も大概言えたものではないと苦く笑う。それから静かに自分の席へと戻ったのなら、「はーーびっくりした」と背凭れに体重を預けながら、ややおどけたような口振りで。顔を覆う彼女を眺めながら、)俺がふーふーしてあげようか?(なんて、にっこり笑顔。)

06/21 20:28*171

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…今普通に子供の成長感じた親の気持ちやったのに……じゃあ、歌仙?燭台切?(安定感のあるメンバーをあげつつ、不服そうにほんのり突き出た唇も一振の言葉に煌めきが戻る筈。「…それって褒めてくれてるん?」図々しくも言葉にしたところでとんだ上げて落とす行為に今度こそ口許は対打刀に向けて震える。)も~~!事実は言うて良いことと悪いことがあります。後、私も潜在能力的な期待はまだ…………(少し考える素振りをみせて、くちびるは迷う。そして態とらしい咳払いで場を仕切り直そうと。)とにかく。加州はうちの子でも問題なくずっとかっこええ刀やから大丈夫です、以上。(これの一言に尽きる。出掛け当初は口にするのが難しかったそれも感情が違うだけですんなり飛び出してくる。満足げに言い切った身内自慢であるが元の話が審神者自身のことだったのを忘れ、これ以上は無いとばかりの表情はすっかり本題がズレた事にまだ気が付いていないのだろう。)ウソやん!?……可笑しいなあ、薬研と厚にはかなり評判良かったんだけど……(感想だけでなく表情から察しても御粗末な出来だったことが窺えれば、はてと疑問に首を傾ぐことだろう。本人としては二振りの評価も相俟って良い出来栄えという心持ちだったようだが─恐らく本刀が見たら卒倒するレベル。「ほーん…そやね。淹れ方かぁ。あんまりこだわりないかも…」説明よりも実体験派を地で行くタイプ故に顕現刀達にも審神者からの影響が多少なりともあっても可笑しくは、ない。)ううん、加州が心配してくれたのも嬉しかった。私の不注意やし、気にせんで。(急ぎ傍に寄り添ってくれた一振に申し訳無い気持ちを抱きつつ、再三感謝の気持ちを伝えよう。けれども、)………あほ。ど、こでそういうん覚えてくるの…?(気軽な冗談とは理解していても、先程とは違った意味で上昇する体温と熱に指の隙間から見え隠れする赤は暫し引きそうにない。)

06/21 22:57*178

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だって育てられてないしー?っつって、刀同士はもっとないでしょー。……逆に聞きたいんだけど、今まで自分が育てたと思ってたの……?(不平を漏らされたとて、事実は事実として伝えるタイプである。本丸に顕現して早数年、ここにきて生じた認識の齟齬を確かめんと問う表情は如何にも真剣だ。話が脱線するのは言うなれば日常茶飯事で、わざわざ軌道修正をすることもない。ただ、)ほんとにー?他所の俺に浮気したりしてない?(なんて戯れを交えてしまうのもまた、いつもの事だろう。本当に心配していたら、こんな問い掛けは出来ないのだから。)あー……粟田口のやつらって主に優しいもんな……。一回本人に判定してもらったら?その時は俺も呼んでね(納得しかねるような様子の主へ、提案をひとつ投げ掛けよう。尚、付随された希望は単に野次馬というか面白いものが見たいだけであるのは言うまでもない。意見を取り入れようとする柔軟な姿勢は彼女らしいもので、「安いものである程度研究してからいいやつ買おうよ」と提案するのもそういう主だからこそ。元来はもっと、委ねるタイプだった自覚はあるけれど、己の今の変化は嫌いではなかった。彼女が与えてくれたものだから。)……ん。そうする。(必要以上に神妙にならないよう、気にしなくていいと言われたのならそれで手打ちとする。互いを思いやるあまり、空気が淀んでしまうのは避けたいものだから。そうした意味でも投げ掛けた問いは、良い効果を齎すに至り。)さぁ、どこでしょう。(とぼけたような口振りで、楽しげに。反応がいちいち可愛いのがよろしくない。けれど、いつまでも顔が見られないのは寂しいので。)……ほら、せっかくのケーキが乾燥しちゃうよ。食べよ。(手にしていたフォークで、彼女のチーズケーキをひとくち分切り分けて。顔の傍まで持ってゆく。反対の手で頬杖を付きながら、首を傾いで反応を待った。)

06/22 02:26*190

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(一振の様相に少々押され気味になりつつも、八の字眉はおずおず唇を割って)育てた訳やないけど、練度低い頃から見守ってきたから…こう、親みたいな心境っちゅうんかなあ。審神者の子等なら皆少なからず思うとるんやない…?(個人差は多少なれども演習や会議等で話す機会のあった審神者達も似たような話をしていた記憶がある。ぱちり、瞬いた双眸は緩く首を横に倒して。次いだ投げ掛けにはしたり顔でやや胸を張る回答は勿論「うちの加州ひとッん゛ん…一筋です!」途中偶然と噎せたそれは格好がつかなかったがまあご愛嬌。)燭台切に?ええけど、加州でこない反応だからめっちゃ文句言われそう…(粟田口派の真実に辿り着いてしまった審神者は自信がいくばかりか萎む。同行も本人披露も別に嫌ではないけれど、当該刀の猛反論を想像しては口吻もげんなり気味。まあ然し、『もしも』を想定し伊達刀のご機嫌とりにも使えそうな術は覚えておいて損も無さそうなんて打算に滲む思考は笑顔で快諾した。物真似披露はきっとその後になるだろう。冗談めいた色を乗せる口吻に苦笑を漏ら─している場合で無く、)……へ?……あ、…ウ、ン。(頷いてしまった。差し出されたフォークと一振を交互に見遣る視線は困惑が行ったり来たり。どう、しよう。掌を退け頬にかかる髪を耳裏に引っ掻けて、近付けた口はぱくりと遠慮がちな一口。顔引く動作は素早く、落ち着かない視線は一先ず下方に。)…お、美味しい、です。(嘘。丸っきりと言うわけでもないけれど過緊張の舌先は甘いくらいしか教えてくれなくて。薄ら染まる耳周りや目尻は赤色を掲げ、ぎこちない心地は胸裏に居座る。本当にデートをしているかのような錯覚を覚えてしまう行為は心臓に悪い。けれど、)ええと…加州、も食べる?(ちょっぴり憧憬もあったりして。慣れない指先は、色好い返答であれば自身のケーキから一振の真似事を。)

06/22 19:18*203

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(責めたいわけではないので、気圧された様子の主を前に結んでいた唇を些かゆるめる。話には口を挟まず耳を傾けて、ふーん、と落とした相槌は納得よりも理解を示す響き。)そーゆーもんなんだ。ま、大切にしてくれるならそれでいいけど(審神者にしか分からぬ世界なのだろう、と知れば無理に意見を合わせようとはせず。かと言って、けして投げやりに話しているつもりもない。これだって紛れもない本心だから。堂々と一筋を宣言してくれる彼女に「じゃあ、歌仙と俺だったらどっちを選ぶ?」なんて問いを重ねたのは、与えられるともっと欲しくなる悪癖に違いなかった。)そう?えー、どっちかってゆーとあいつも粟田口側じゃないの?なんかてきとーな言葉で褒めてくれるって。(ただの遊び事に真剣にげんなりしている主が可笑しくて、思わず笑ってしまう。該当の一振りへの言及も、彼女を慰める為ではなく。此方の視点からすれば、彼もまた主に甘い一振りだと認識しているがゆえだ。真実は乞うご期待、となるわけだが。)……それはよかった。(美味しいのは良いことだ、とでも言うようなにっこり笑顔で。惑う視線や、指先の仕草、桃色のくちびるの動きすべてがやけにゆっくりと映って――そのひとつひとつに意識が奪われていたことなんて、彼女は知らないだろう。愛らしく恥じらう様子を前にしては、食べてもいない甘さが口の中に広がるようで、徐に珈琲を飲む。誘うような問い掛けは、カップをソーサーに戻すのと同じくらいのタイミングだった筈。)貰おっかな。(迷い無い答えは、楽しげな声の響き。そうして主手ずからのケーキをいただく際には、機嫌良くひと口にありついただろう。「おいし」と微笑む目じりは淡く色を滲ませる。そうして唇を指先でなぞったのち、)……これ、結構恥ずかしいね。(そんな、少ししまらないような感想をこぼすけれど。嬉しさを物語るように、くしゃりと笑う顔を見せた。)

06/23 20:53*235

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か、歌仙と加州ですか……?さあ、どっちだと思う?そもそも、こんのすけとかも選択肢に割り込むかもしれへんよ。あのモフモフ具合最高やん(悪戯に投げられた2択に審神者が頭を抱えない筈が無いし。言葉の意味をゆっくり反復しても、─結論まあ答えようがないのだ。どちらもベクトルが違うだけで好きには変わりないし。末尾、ハハハ、片言に笑って話題の軸を逸らそうと試みるけれど。)えぇ最近おかんみたいなとこあるし…そや、加州はこういうんどう?(唇を尖らせ、ぽつぽつと不満をこぼしていたのも束の間。トーンの上がる提案が御披露目するのは加州清光、当刀の真似事。勿論クオリティは推して図るべし。)食べさせて、もろてありがとう、ございました…?(たどたどしく、感謝を紡ぐ。かぼそい音がほろりこぼれて、空気をあわく揺らし疑問符を残して消える。未だ落ち着かぬ緊張感組み込む思考回路は低速故か、首を傾ぐ審神者も唇から送り出して気が付く。いやお礼を言う場面ではないな、なんて数秒遅れ羞恥湛える「今のナシ!」と焦る声が上がるだろう。)……(言葉を失うとはこういうこと。一口運ぶまでは若干の微笑ましさと緊張だけであったのに、なぞる仕草に見ちゃいけないようなそんな。一振から目は離せないものの硬直と呼ぶに等しい審神者は彼が話し掛けるまでスプーンごと制止を決め込んでいた。然れど、)ふ、加州のそれ今更すぎん?(率直さを伴った感想に、緩やかにほどける緊張は笑声として思わず零れ)やって、普通は……ウン何でもない…(異性同士なら恋人達がやるようなやつだもん。そう伝えようとして勢い尻すぼむ。色々自分にはハードルが高すぎたし。そも、恋人でもなければいい雰囲気をもつような間柄でもないので余計なことは言うまいということで。嬉しげな笑顔を湛える一振を前に邪心とも言える恋心は蹴飛ばし、一振が満足してくれればそれで良い。だって本日は、加州清光の日なので!)

06/24 20:39*262

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……もーちょっとうまく誤魔化せられない?(難題を突きつけたくせ、答えにダメ出しをする始末。呆れたような苦笑いは予想以上だとでも言いたげに。とはいえ、深追いしないだけマシという事にしてほしい。困らせたいわけではないのだから。そうして突然披露された物真似を、人形の如く変わらない表情で眺めていただろう。不自然な沈黙をたっぷりと挟んだあとで、)見なかったことにしてあげるね(と慈悲深い対応に至ろう。次いで、人前ではやらない方が良いことも助言しつつ。告げられたお礼と程無くしての撤回を経たのなら、此方から口を挟むこともないだろう。「ん」とナシはナシにして、変わらず笑みは携えたままに。)そう?今更って、俺ほかになんかしたっけ?(とぼける、というよりは心当たりがないといった様子で僅かに首を傾ぐ。答えがなくとも、まあ気にしたりはしないけれど。)……なーに?途中でやめられると気になるじゃん(途中で口篭る様子を見れば、双眸を細めて問い掛ける。これは加州清光の性分、というよりは、感情をもつものの習性と言っても過言ではないだろうけれど。結局、口を噤まれたのなら聞き出すような真似はしない。彼女おすすめの珈琲を飲んで、食べたことのない洋菓子を味わう。どちらも自分にとっても好ましく感じられて、其れがいっとうに嬉しく感じられた。喜びを共有できる素晴らしさを知ったのは、この身を得てからのことだ。)なんか此処、居心地良いから長居しちゃいそうだね(なんて感想は、気に入ったことを表していたに違いない。気の済むまで喫茶店を堪能したのなら、さて次は何処へ行こうか。まだ陽は高い。今日は彼女の“日常”をなぞりたい日なので、他によく行く場所があれば其処へ連れて行ってもらおう。思いつかないようであれば、近くのアクセサリーショップにでも足を運べたらいい。一日はまだ続いてゆく、あと、もうすこしだけ。)

06/24 22:05*264