ハプニング!特に何も起きなかった!(設定自由)
*403*
――……あ、ら?(大通りから少し外れた店先。愛用している花鋏の手入れのためにと訪れた金物屋であったが、普段それほど多くの時間、訪れるわけではない。ともに万屋街へと訪れた短刀とは必要な買い出しを終えた後はお互いの趣味のものを買いに行こうということでいったん別れ、自分も趣味の買い物と身の回りの品の手入れを済ませた後に仲間と合流しようと大通り、約束の食事処まで向かおうとしたのだが――)……わたくし、どちらを通ってきたのですっけ…?(反省点を上げるとするならば、地図とにらめっこをしてあまり周囲をよく観察していなかったこと、時間を忘れて店主と話し込んでいたことなどがあげられるだろうか。自分が着た方角がどちらかさえ怪しい。困った風に周囲を見回せば、幸いにして通りがかった人影があったためにほっと肩の力を抜いて。)ごめんあそばせ、大通りまで向かう道をご存じありませんこと?そちらのお蕎麦屋さんで、待ち合わせをしておりまして…。(軽く眉を経たらせながらも問いかけるのは、大人のつもりの子供が迷子になったなど告げる気恥しさからくるものでもあるし、単純に手間を盗らせて申し訳ない気持ちでもある。短刀との待ち合わせ場所である蕎麦屋の店名ももちろん申し添えて。)
06/15 12:01*405
(買い物も終えてそろそろ本丸に戻ろうかと、振り向いて付き添いの三日月と鶯丸を探せば、その姿は何処にも見当たらなかった。何でだ。二振りがお茶と甘味を買いたいから付き合えと言うので、万屋街まで赴いたのに、肝心の二振りは忽然と消えてしまった。と言うか、)…迷子だな。あのじいさん、大人しくしてろと言ったのに。(二振りだけだと心配だから付き添ってあげて、と主にも念を押されているのに、これでは帰るに帰れない。)まったく…ちょっと目を離しただけで居なくなるとは、驚かせてくれる。おーい、三日月ー!鶯丸!(小走りに探し回るも姿はなく。連絡用の通信機も、持ち歩いては居ない。)…ん?ああ、大通りならそこの小道を抜けて、突き当りを右だ。悪い、案内してやりたいんだが、俺も用があってな…。(申し訳なさそうに頭を掻きつつ、蕎麦屋の名前を聞いたなら「此処からそう遠くないし、大通りに出れば直ぐだぜ」と言い添えよう。そのまま直ぐに駆け出そうとしては、思い出した様に振り向いて、)…そうだ君、三日月宗近と鶯丸を見なかったかい?茶屋の緑の紙袋を抱えてる筈なんだが。ちなみに今日は内番服だ。(これで二振りの情報が聞き出せれば僥倖、期待を込めて彼女を見つめるのか。)
06/15 14:10*411
(小走りに走り回る姿を引き留めてしまったものの、口頭で案内を受けては小路の方に目をやって、ああ、と、ほっとしたように胸を撫で下ろした。)ありがとう存じます。いえ、お急ぎのところ声をおかけしてしまって帰って申し訳ありませんわ。重ね重ねありがとうございます。(蕎麦屋もすぐとなれば安堵した風に胸を撫で下ろす。やたらと仲間を待たせることにはならなさそうだ。うっかりと道を忘れたとはいえ、案内を受けてたどり着けないほどに方向感覚に乏しいわけでもないから。頭を下げて謝意を表明しては彼の姿を見送ろうとして――振り返ってなされた問いかけに、頬に手を添えて思い返す。)御二方でいらっしゃって、紙袋を抱えて…ああ、あの時の。かしら。先ほどあちらの茶葉を扱っているお店に入られるのをみましたわ。鶴丸様のところの御二方であればいいのですけれど。(確か金物屋から出てきた折、茶葉を扱っている三軒隣の店に二振りつれたって入店する姿は目撃したはず。かといって自分も迷子を自覚してうろうろとしていたために今もまだ店内にいるかはわからないが、ゆったりとした二振りであるので可能性がないわけでもない、ような気がして。)もしもお二方を見つけましたら、お探しになっていることを伝えますわね。(彼が無事合流を果たせればそれに越したことはないのだが、念のためにとそう申し出て。見送るか、見送られるかの違いこそあれいったん彼とは別れることになるだろう。もしも自らの本丸の短刀に、彼と同じように探して駆け回らせてしまっていれば申し訳ない。)
06/15 18:39*417
(放っておくと二振りはどこまでも好き勝手に動き回り、回収が難しくなってしまう。気付けば二振りだけで勝手に帰っていた、なんてことも有り得る。)このくらい気にしないでくれ、この辺少し入り組んでて分かりにくいからなぁ。待ち合わせ、間に合うと良いな。(にっ、と笑み浮かべて。さてまあ、彼女が二振りの情報を知り得るかは分からないが、聞くことは無駄ではない筈だ。)そうだ、流石にバラバラには動いてないと思うんだが…見たのか!?茶葉の店だな、助かったぜ。(今もそこに居るのかは正直賭けだが、行ってみる価値はあるだろう。もしかしたら店員が次の行き先を知っているかもしれないし。)本当に助かる、ありがとな!君も待ち合わせ相手と無事に合流できるといいな。(じゃあな!と片手を上げて意気揚々と茶葉の店へと足を向ける。果たしてそこにはのんびりと試飲のお茶を啜る二振りの姿があり、徒労にならずに済んだことに胸を撫で下ろした。「どうした鶴丸、急に居なくなったりして。迷子か?」)……迷子は君達の方だ!(その後は勿論、勝手に居なくなった二振りへのお説教が始まるのだろう。)
06/16 10:15*438