ハプニング!迷子を案内してあげた。一緒にお母さんを探してくれた親切な人にお礼をしよう。

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(午前中に政府に顔を出して、折角だから万屋街でも寄って帰ろうか、という話になったのがつい先ほどの話。本日の近侍である今剣と並んで歩きながら「折角だから甘味処にも寄りたいわね」なんて話をしていた矢先のこと。道端で蹲って泣く子供の姿を見つけた。「あるじさま」と呼ばれて頷くと近侍と共に幼子へ近づき、迷子である事。母親とはぐれた事を聞きだした。何か特徴はないかと聞けば――母親は審神者の様で背の高い刀剣男士を連れているという。名前を聞いたがはっきりとはしない、あのね、白くて青いの。と言われて首を傾げる。「しろくてあおいとうけんだんしですか。うーん」と近侍も考え込む姿勢だ。取り敢えず誰かに聞いてみようかと周囲を見回して―ぱっと目があった人に笑いかけた。)すみません、此の辺りで子どもを探している女性とお供のー…ええと。…背が高くて白くて青い刀剣男士を見ませんでした?…と言うか、不躾ですけど手伝って頂けませんか…?(おず、と申し出たのは―一人より二人、二人より三人の方が探しやすいと思ってのこと。少々強引に仲間に引きこめたのは今剣の力も大きかっただろう。迷子の母親は思いの外さくっと見つかった。ばいばい、と手を振ったのを見送りながら)…白くて青い、なるほど巴形(と思わずその後ろ姿を見送ってから、協力者に向きなおった。)突然ごめんなさいね、手伝ってくださってありがとう。これからお昼なのだけれど、良ければご馳走させて下さい(他のお礼を希望されれば当然そちらに従う心算だけれども、一先ずは昼時と言うこともあってそんな提案をひとつ。)

06/14 14:03*365

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(本日の演練部隊に編成され、優秀な結果を残すことができた午前。主は部隊全員へと、『万屋街で好きなものを一つ購入していい』という褒美を贈った。予め集合時間を決め、それまでは自由行動でと、演練部隊は一旦解散となる。表面上平静を保ちつつも、内心褒美に浮かれながら何を買おうかと道を歩いていたが。ふとした拍子で目が合った女性に、笑顔で声をかけられ立ち止まる。彼女と短刀から話を聞けば、どうやら迷子の母親探しをしているという。)背が高くて白くて青い刀剣男士、ですか。……おや。(中々思い当たる刀がおらず、首を傾げていると。「わんちゃんだ!」という声と共に、尻尾に抱きつかれる感覚があった。背後を見れば、泣き止んでいた子供は尻尾に興味津々のようであり。試しにわんと鳴くと、きゃっきゃと楽しそうに笑う。)…では、私も同行しましょう。犬は鼻が効くので。(そうして刀は尻尾を掴む幼子を連れ、母親探しに協力することとなる。——意外にも、件の母親と刀剣男士はあっさりと見つかった。別れ際、目線を合わせるようにしゃがみ込み、幼子に手を出してくださいと一言。小さな手が差し出されたなら、その上にわん、と艶々のどんぐり数個を乗せるだろう。)それは犬からの餞別です。気をつけてお帰りください。(子供は嬉しそうにどんぐりを握り締め、母親の元へと帰っていく。三つの背中を見送った後、続けて彼女からの提案に少し目を瞬かせた。)いえ、すべきことをしたまでです。……よろしいのですか?私もまだ昼餉を摂っていなかったので…では、ご相伴に預かります。(中々強かというか、図太い面もあるこの刀。奢りにも臆せず、淡々と頷くのだった。)

06/14 15:20*367

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(連れの刀剣男士が特徴的と言えば特徴的だったおかげで然程労せず、迷子を母親へと会わせることが出来たのは幸いだった。わんちゃん、と懐く姿に意図せず微笑ましく表情を緩ませては―はっとして澄ました顔を作ることが何度もあったりして。)五月雨江様は、子どもをあやすのがお上手なのですね。慣れていらっしゃるご様子でしたし(つやつやのどんぐりが出てきた時には思わず瞳を丸くして拍手を送りたいところだった、と付け足しながら淡く笑う。尻尾をふさふさと触っていた幼子を思い出して、ついつい淡い色の尻尾に視線が向いてしまう。もふもふと言えば、狐がそうだけれども―彼の尻尾ももふもふなのだろうか、と。じーっと眺めてからはっとして)あ、そ、それなら丁度良かったです。食べられないものはありますか?…と言うか、ええと…ネギとかは、大丈夫なのかしら(なんて以前にも同じような事心配した気がする、と思いながらそっと問い掛けてみる。希望するものがあればそれを、特になければ和食の店をチョイスして食事にするとしようか。食事の間も今剣が主になって賑やかな空間であったはず。)今日は手助けして頂き本当にありがとうございました。(深々と頭を下げて、感謝を示す。それに食事の時間も楽しいものだった。自本丸以外の刀剣男士とゆっくり話す機会と言うのはそれほど多くはない。だからこそ貴重な経験をした、と表情を緩ませるだろう。)それでは、また(と軽い会釈で、近侍を伴い歩きだす。途中で一度ちらりと振り返ったのなら「…やっぱりもふってさせて貰えば良かったかしら」なんてちょっと残念そうに呟いた。「かえったら小狐丸さまにおねがいしましょう」という今剣に頷いて帰路についたのだった―)

06/14 17:56*373

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(微笑ましく見守られていることにも気づかず。刀は「わんちゃんほんとにわんちゃんなの?」「わんちゃんなんでマフラーしてるの?」という幼子の質問攻めにも淡々と返事をしつつ、逸れないよう手を繋いで母親の捜索をしていたことだろう。)ええ、子供は未来の季語ですから。中々良い刺激になりました。(どんぐりの件は「ああ、あれは偶々懐に入れていたものです」さらりと答える。あまりに立派などんぐりだったため、保存処理をして時おり季語として眺めていたのは余談である。……尻尾へ注がれる熱視線に気づき、おもむろに首を傾げたが。どうしましたかと問いかけるより先に、彼女が口を開いた。)私は何でも好き嫌いなく食べますので、お構いなく。葱も平気です。(犬を自称している者にはあるまじき発言をしつつ、彼女らの案内で和食の店に赴くだろう。美味しい食事を楽しみながら、今剣から自身の本丸の様子について尋ねられ。仄かに表情を緩ませつつ、「沢山の季語が在る、素晴らしい本丸ですよ」と答える。それから、こちらも彼女たちの本丸がどのような場所か、興味深げに質問を投げかける筈で。——そうして食べ終えたのを皮切りに、惜しみつつ彼女らと別れることとなる。)こちらこそ、有意義で楽しい時間を過ごすことができました。ええ、では、また会えたら。(こちらも頭を下げ、別れの挨拶を。彼女らが踵を返したなら、こちらも反対の道を歩き始めるだろう。そこでふと、彼女の尻尾に対する視線を思い出し、ようやく購入するものを決める。……待ち合わせ場所にたどり着くと、迎えた隊員の一振りに何を買ったのか訊かれ。「尻尾を梳かすための櫛を買いました」と獣毛で出来たブラシを見せるのだった。)

06/15 21:01*428