ハプニング!特に何も起きなかった!(設定自由)

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(肥料を買おうと思っていたのだ。土をいじり花を咲かせることに嬉々とする審神者であるので、畑当番を好む刀剣とは相性も良く、本日は彼らに声をかける予定だった。さすがに腐葉土を購入するのに細腕一つでは難しい。しかし本日は別の予定があったようで、これは主としての役割ではなく単なる一個人としての趣味であるからさしたる葛藤もなく願いは発する前に取り下げられたのだけれども。ともあれ、ひとりであるならば肥料を買うよりも栄養剤や園芸本を買う方が確実性が高かろう。そう思って園芸品店へと顔を出す。園芸へと興味を抱いてからの行きつけの店の一つだ。)ごきげんよう、本日は………あら?(店頭に置かれていた植木鉢に、ふんふんと匂いを嗅いでいるキジトラ模様の猫。見慣れない顔に幾度か瞬いていれば、どうやら猫草の実演販売のようだった。客の呼び込みも兼ねているんだ、と茶目っ気を帯びて笑う店主にまあ、と口元に手を添えて軽やかに笑う。興味深げな新しいお客様の姿は、たしかに人目を引きそうだとばかり。)

06/13 00:17*310

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(朝は時間の許す限り布団の中で寝ていたいものなのだが、時々朝早くに目が覚める日があった。そういう日は二度寝も出来ず諦めて朝の散歩に出掛けた方が気持ちがいい。本丸裏の山まで出掛けることもあるが、今日のところは万屋街へ行ってみることにして。朝もそこで食べればいいだろうかと、厨に顔を出して言ってもおいた。)……ふわぁ。(朝の万屋街は賑わう前の静けさ。この時間帯ならば大通りを我が物顔で歩けるから意外と気持ちがいいとは初めて知った。寝癖もそのまま、欠伸も隠さずする。目についた通りをあてもなく歩いていると、自分は一度も世話になったことがない店が多いこともよく分かってきた。ポケットに手を突っ込み眺め歩いていると、一人の子供が目に留まる。)……。(のそのそと近付いてみる。こんな時間から迷子かと思ったのだが、店主と話す様子は楽しげだ。――ああ、そうか。)嬢ちゃん、こんな時間から店の手伝いかぁ?偉いんだ、にゃ……。(話し掛けておいて悪いが欠伸をこぼして。所謂看板娘というやつか。目尻にたまる涙を手で拭う姿はもしかすると、)……猫、も、いんのか……。(足元から聞こえる鳴き声にじろりとした目で見遣ろう。向こうはキジトラらしいが、こちらはジャージから三毛模様の服が見えていた。)

06/13 15:12*322

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(口元に浮かべた笑みは自然体のそれで、育てている花の進捗や育てたい花の相談事。馴染みの店主とのやり取りのうち、近寄る影一つ。軽く頭を下げようとして、まあ、と瞬く。朝に弱いと認識していた彼が声をかけてきたこと、審神者ではなく手伝いの子供として認識されているらしいこと、猫と彼が鉢合わせしたという状況。幾重にも重なる驚きを瞬き一つで表現すると、)まあ、南泉さま。ご機嫌いかが?(品よく微笑んで見せれば手伝いの子供という認識を取り立てて訂正することもないままだ。余計な恥をかかせては、という一点。もう一つは演練場でも再会した折には驚かせることが叶うのでは、だなんて、良家の子女らしからぬ子供心によるものであるので、彼の認識もそう大幅に間違ってはいないだろう。)そうですの、猫が食べられる草を用意してみましたら、気になってしまったようで。(んにゃう、と抗議のような鳴き声をあげるのは、さながらここはおれの縄張りだよ、とでも主張しているかのよう。苦笑まじりに抱え上げた。目の端の涙はおそらくはあくびに由来する生理現象だろうけれど、そうでないとも限らない。)気になるお花があってこの子がきになるようでしたら、この子を連れて少しお散歩に行って参りますわ。(どうなさいます、と尋ねるように小首を傾げて見せては。彼の返答次第で爪先の行く末は変わるだろうが、抱えていれば多少の安心感は提供できるだろうとの考えだが、さて。)

06/13 21:11*340

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(こんな時間に声を掛けられことへの驚きか、それとも声を掛けてきた輩が南泉一文字だったからの驚きか。己が原因なんだろうなと勝手に決めつけ話をすすめようか。)ご機嫌?ご機嫌……んー、まあまあか、にゃあ。ねみぃけど、さっき大通りのど真ん中歩いてきたらよ、結構気分がよかったぜぇ。嬢ちゃんも、早起きすんなら、歩いてみるといいぜぇ。(話しながら店構えを眺める。多分、花屋か園芸の店といったところだろう。そんな店の看板娘にしてはやけに言葉遣いがお上品――とは、店主がいる前では言わないでおこうか。やけににこにこ微笑む店主と目が合えば首を傾げる。面白い寝癖でもついていただろうかと、ぐしゃりと片手で髪を混ぜてみる。)……猫が食える草?そんなのがあんのか。……へっ、オマエ腹減ってんのかぁ?(『猫の呪い』故か、むずむずと沸き上がる衝動を抑え切れず、思わず猫に対して「んにゃあ」と返してしまう。なにもとらねえよとの意味で。娘が猫を抱き上げたなら一歩後ろに下がろう。血が騒いでしまうかもしれない。)いや、オレはたまたま通っただけだ。花はそんなに嫌いでもねぇけど、育ててねぇしよ。……わりぃな店主、と嬢ちゃん。んじゃあ。(これ以上長居すると猫と喧嘩になるかも分からない。また欠伸をすると、二人と一匹に目をやり、そのままのっそりとした足取りでその場を後にしようか。――後日、演練場で見知った顔を見掛けたなら「花屋の嬢ちゃん!?」と驚く刀剣男士の姿が見られることだろう。)

06/13 22:26*346