ハプニング!突然のにわか雨!慌てて近くのお店の軒先に避難したけれどすっかり濡れてしまった…。お隣の人もずぶぬれみたい。

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(買物、食事、ちょっとした遊び。十分過ぎる程に堪能したと胸を張って言える頃には、太陽どころか空の色そのものが傾きつつあった。いつもであれば見える真っ赤な太陽は厚く黒い雲に隠され、時折凪ぐ風は雨の気配を感じさせる。)早く戻らないと良くない予感がするわね…。(審神者としての勘ではなく、ただ単に人として生きてきた上での経験則。俯いてみた持ち物を確認してみたところで傘も雨合羽も所持していないし、と進める足の速度を上げた。そうして五分程歩いた頃だろうか、ついに泣き始めた空――の、雨粒の大きさたるや。)思ったより激しい…っ!(焦りと悲しみと後悔が入り乱れた声をその場に残し、駆け始める足元が雨で彩られていく。駆け足のままに軒先へと飛び込む頃には、朝丁寧にセットした髪もふわりとしたボリュームを失っていた。髪の先、耳飾りの先、指先、服の裾。色々なところから滴る雫が軒下の乾いた地に丸い模様を描いていく。)最悪だわ、やっちゃった…。(水分を吸って重たくなった服を絞ってはぱたぱたと水気を飛ばしながら、ふと隣へと悲しみに満ちた視線を向けて。)あなたも間に合わなかったの?お互い災難ね、早いところ止んでくれたら良いんだけど。(言葉の割には明るい声と表情だったかもしれない。起きてしまったことは仕方ないと、雨音を聞きながらそう話し掛けた。)

06/12 13:19*253

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よーし、お菓子もいっぱい買ったし、早く帰って食べるぞー!俺は一人でおつかい頑張ったからな、お菓子だってひとりじめしていいはずだよなー。あとは人妻、人妻さえいれば…!(と能天気かつ自分勝手な事を意気揚々と呟くお使いの道中、調子に乗った少年の頭を冷やしてやろう――と、空が考えたのか否かは分からないけれど。あっという間に色を変えた空がぽつぽつと大粒の滴を降らせ始めた。)ん?うわぁっ、雨かよー!?俺のお菓子が濡れたら大変だ!しなしなよりサクサクの方が美味いんだ!(と、他にも頼まれた食料品を気遣うより先に自分のものと思っているお菓子の心配をするあたり子供っぽさ全開だ。)けど、他のものも濡れたら、主も困るよなぁ…仕方ない!(お菓子だけなら濡れながら全力ダッシュで帰ってもよかったが、他にも濡れてはいけないものがあるから話は別。時間がかかって面倒だとは思いながらも、近くの軒下にひょこんと逃げ込み、ぶるぶると首を左右に振って水滴を追い払う。)…へっ?あぁ、そうなんだよー!傘なんて持ってないし、早く帰ってお菓子食べたいんだけどなぁ。そっちも大変だね、買い物か?……こんな時は人妻にタオルでわしゃわしゃして優しく拭いてほしいなー!(だなんて己の願望マシマシで語る声はこちらも明るく、突然のハプニングも他の本丸の審神者との出会いも楽しむ気しかない様子。)

06/12 13:56*256

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(未だ地を打ち続ける雨脚は弱まることなく、雫が落ちては跳ねている。突然降り出したものだからか周囲に同じく雨宿りをする人影は多く、そんな中の一人へと声を掛けたのは見たことのある姿からだったかもしれない。)そうそう、機嫌良く買い物して美味しいものも食べて、ちょっと遊んで帰ろうと思ったら降られちゃって。…今この状況で走って帰るのは流石に無謀でしょ、走って帰れるぐらいになるまで雨宿りするしかないんじゃない?あ、勿論急ぎじゃないなら、の話ね。(袖をぱたぱたとさせたところで乾くわけもなく、重たくゆらゆらと揺れるのみ。絞るとまでもいかず肌に張り付く不快感はあるものの、諦めたとばかりに何処かの本丸所属であろう彼へと向き直ろう。)人妻じゃないし小さいタオルしかないけどあげるよ、頭拭くぐらいには役に立つと思うし。可愛い柄だから良かったら使って?(薄い桃色の生地に淡い白で七宝柄が施された正方形のタオルを彼の頭の上へとふわりと乗せようと。無論、避けられるようであれば無理強いはしない。そんなやり取りをしている間に、降る雫は少しずつ小さくなってきたようだ。)ちょっとマシになってきたかな…このまま止んでくれるといいね。(軒下ぎりぎりまで身体を動かせば、そっと手を伸ばして手のひらを上へと向けよう。雫を受ける頻度は少ないとは言えないが、先程に比べれば随分と良くはなっている。)これぐらいなら帰れそうかも、お先に失礼するね。ぬかるんでるところもあるだろうから足元には気を付けて!(素早く下した判断を告げるが早いか、荷物を抱えて帰路を急ごう。最後に彼へと笑顔を向けて、暗い空の下を再び歩き出す。)

06/12 23:43*305

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けど傘持つと手が塞がって動きづらいから降ってないのに持ちたくないしなー。こういう時に人妻と相合傘できたら最高なのにな!…そうだよなぁ、はぁ…。急いではいないから雨宿りするけどさ。(ぶんぶんと犬さながらに首を左右に大きく振った分、頭や顔の周りの水滴は一通り払えたが、頭から下はまだまだじめっと湿り気を帯びたまま。)おっ、いいのか?…確かに可愛いな、人妻に見せたら俺は可愛いなあって可愛がってくれそうな柄だ…!…ありがとな。人妻はもちろん大好きだけど、甘やかしてくれる奴も好きなんだぜ。(ふわりと優しく乗せられたタオルハンカチにきょとんと大きな目をぱちくりさせて、くれるものは遠慮なく貰う方針の少年は喜んで図々しく頂いて、頭に残る水気を拭き取り、ついでに手や手首の水滴も拭っておく。おかげさまで大活躍だ。そうするうちに雨脚は幾らか弱まった様子。)さっきよりは弱くなってるからな、きっとすぐ上がるぞ。(というのは根拠があるわけもなく少年の願望を楽観的に口にしているだけに過ぎない。)あぁ、お前も気を付けて帰るんだぞー!怪我すんなよぉ。……さってと、俺も帰るか!早く帰ってお菓子食べたいし、ちょっと濡れてたら親切な人妻が声かけてくれるかもしれないし…ふふん!(相変わらず天文学的な確率の出会いに大いなる期待を抱きながら、彼女を見送って数分としないうちに少年も小走りでハンカチを片手に帰路を行く。本丸に帰還後、ハンカチを貰った経緯を説明すれば主に困ったような呆れたような顔をされたのは余談だ。)

06/13 19:02*330