ハプニング!特に何も起きなかった!(設定自由)

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(万屋街の大通り、とりわけ飲食店の立ち並ぶ一角に娘はいた。連れ立つ本日の護衛はじゃんけんの末に決定したという陸奥守吉行。曰く「欲しいモンがあったきに、まっこと嬉しいぜよ!」とのことで、隣で軽快な笑みを見せていた。珍しもの好きは娘とて同じ。彼に付き合って散々あれやこれやと見て回った末、鳴いたのは二人の腹の虫。)あはは……そういえばもうお八つ時っスね。よぉ~し!せっかくだし何か食べましょうよ、むっさん!(腹の音を気にする素振りも無くにかりと笑ってみせる。そうと決まれば、と見渡せば辺りには誘惑的な匂いが漂う店ばかり。つい目移りする様にうろうろと視線を彷徨わせた末、視線は不意に往来を行くとある相手とかち合うだろう。一瞬きょとんとした表情を浮かべたものの、すぐに満面の笑みになっては勝手に駆け足で近寄っていく。)ねぇねぇ、今ちょ~っとイイっスか? 私とむっさん……あー、陸奥守さん、お腹が空いてまして……。この辺でオススメのお店があったら是非教えてほしいっス!(急な問い掛けに示される反応は如何なるものか。好意的であるなら越したことはないが、邪険にされそうであれば「そこを何とか~!」と拝み倒すつもりで。その時はきっと後ろにいるであろう陸奥守吉行も同じく手を合わせているに違いない。)

06/11 14:54*191

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(たまの非番に出かけるのは珍しくはないが、今日は同じ刀派の仲間たちと万屋街へ出てきていた。「これから買い物へ行くんです!」と言う脇差にじゃあ俺も行くわ、と明るい声で同行を申し出た。特に何か用事があったわけではなく、暇をしていたところだったという単純な理由だ。)で、篭手切。何買うつもりで来たんだ?(特に目的も聞かずの同行だったから、到着したところで聞いてみる。「実はれっすんで使う、新しい手ぬぐいが欲しいんです」と笑う脇差に、なるほどな!と頷けば早速売っている店を探すことになるだろう。どういうものがいいとか、値段との兼ね合いもあって色んな店を歩き回っているうちにあっという間にお八つ時を迎える。買い物を無事済ませて、此の後はどうしようかと思ったところに明るい声が飛び込んできた。)おう!どした?(突然声を掛けられても驚かない、ひるまないのが豊前である。にかっとまるで知り合いにでも会ったかのような気軽さで手を挙げて応じれば「食いもんの店かー…俺も、連れかれることはあるけど。…篭手切、どっか知ってっか?」少しだけ考えるように視線を上げるものの、それほど食に対しての強いこだわりがなければぱっと出てくる店もなく。連れの脇差へ頼ることになるだろう。「そうですね、そういえば向こうの大通りに新しく出来た甘味処が美味しいらしいです」とぱっと情報が出てくるあたり流石と言うべきか。)普通にメシがいいなら、向こうの定食屋は美味かったぜ(とぱっと目についたのは先日食事をした定食屋だ。ぴっと指をさしながら二つ目の提案を。)

06/11 15:11*194

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(たまたまとはいえ、声を掛けた相手が江派のリーダーそのひと振りであったことは幸いであった。実に好意的なムードにはつい娘の表情も更に一段階明るいものとなった筈。彼が唸った末に問いの答えが隣の脇差頼りとなれば、自然と視線はそちらへと移り行く。そして出た甘味処というワードには目を輝かせ、つい「おおっ!」と感嘆の声を上げた。)それは何とも魅惑的っスねぇ! ……えっ、定食屋?(続く二つ目の提案を鸚鵡のように繰り返す娘の脳裏に浮かぶのはホカホカのご飯、熱々の汁物、そしてメイン料理。虚空を見上げてうっとりとすること凡そ十秒程度。)――それ、最高っス!豊前さん、ナイスっス!!(彼へ目掛けてビシッと親指を立ててみせる娘の表情はやたら凛々しく、それはもう定食の“口”になってしまいましたと云わんばかり。しかし、そこに待ったを掛けたのは他でもない陸奥守。「ちょい待ちぃ!わしは甘味の“口”ぜよ!」と後ろから口を挿む姿は別本丸の彼らにどう映ったのだろう。その後はどちらの案に乗るか目の前でじゃんけんの応酬が繰り広げられた筈。その結果、拳を突き上げて喜ぶ娘と二本指を立てて項垂れるひと振りの姿は何とも騒がしいものだ。)豊前さんに篭手切さん、ホントありがとうございました!ご飯、堪能してくるっス~!(ブンブンと片手を振りながら、もう片手では陸奥守の腕を引いて。ご機嫌な笑顔を浮かべる娘は、江のふた振りが見えなくなるまで手を振っていた。――辿り着いた定食屋にて、「おおっ、こりゃイケるのぅ!」と掌を返す陸奥守に対し「あの豊前さんのお墨付きっスよ?当たり前っス!」なんて何故か得意げな娘の姿があったとか。)

06/11 16:07*198

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(普段演習などで他の本丸の審神者の姿を見かけることは多いものの、実際に会話をする機会と言うのは実はそれほど多くはない。人と関わるのは好きな方だから、こういう機会は豊前にとっては楽しいものだ。それは篭手切江も同じようで、どことなく楽し気にしている様子が伺えるだろう。「はい!なんでもあんみつが大人気だとか」と更なる情報も提供することになるだろう。)篭手切、随分詳しいな。(自分が疎い方だと言う自覚はあるが、随分と具体的な情報に首を傾げる。どうやら脇差仲間の間で話題になっているらしい。なるほどな、なんて微笑まし気に笑いながら、二つの提案をした二人の方へ視線を戻せば――)…おいおい、仲良くしろって(どちらも譲れないとばかりの対立が始まっていた。思わず止めに入ろうとしたものの、脇差にそっと止められ、何で止めるのかと視線を向けると彼は無言で二人を指さした。やいやい言いながらもじゃんけんで勝敗を決めた二人に思わず、ふっと吹き出した。)ははっ、仲いーんだな、アンタら(兄弟でじゃれているかのような様子は本丸の中でもたまに見ることが出来る光景だ。喧嘩をしているわけでもなく何だかんだと平和に決まった二人の行き先を、軽く手を振って応じながら見送れば)なんか話してたら俺も腹減って来たな。…っし、篭手切。さっき言ってた甘味処、行ってみようぜ(にかっと笑いながら「あ、松たちには内緒な。羨ましがられるかもしんねーし!」なんて軽やかに共犯に仕立て上げながら件の甘味処へ向かうとしよう―)

06/11 17:19*201