ハプニング!「主!/●●!」声を掛けてきた相手はどうやら人違いのようで…?
*19*
(この日の空は日本晴、洗濯日和とも言えるしお出掛け日和とも言える天気。「ちょっとお使いを頼まれてくれないかな、猫殺しくん」と半ば強制的に頼まれた刀にとっては、お使い日和と嫌味交じりに言ってみよう。夕餉に必要になる食材か、あるいは明日の朝餉の食材か。頼まれたものはどれも本丸の畑では調達が難しい品々で、人と刀剣が行き交う万屋街で買い物を済ませると、膨れた買い物袋を覗き込む。)ん、買い忘れはねぇか……大丈夫だな。(抜けがあるとしつこくお小言を言ってきそうな刀に頼まれたのだから、覚書片手の最終確認も慎重になる。よし、よし、買い忘れなし。)うし、んじゃあ帰るか、にゃー……。(これでお使い任務は達成、とっとと帰ってゴロゴロしよう。そう思いながら歩き出せば、背後から南泉一文字を呼ぶ声が。ピクリと耳が反応するけれど、のそのそ歩きだす。それでも名を呼ぶ声が止まぬなら、肩を叩かれでもしたら、振り向いた。)……あー、オレかぁ?こっちは初めて見る顔なんだけどよ。(振り向いた先に居る人物と目が合うと、気まずそうに目を逸らしただろう。この賑わう万屋街や演練場だとかでは、人違いならぬ刀違いはよくあることだ。)
06/09 02:15*26
(食材の買い出しで万屋街へ向かうと申してきた二振りに、同行したいと伝えたのは己も仕事用の墨を買い足したかったから。行き馴染みのある万屋街──ましてや、二振りの同行がある中で 見失ってしまうとは互いに晴天の霹靂だろう。まあ、迷子の話は道すがら並ぶ飲食系の露店に意識をもっていかれていた審神者の完全なる失態なのであるが。此度について言い訳をさせてもらえるなら、この時点で同行していたかの一振が初期刀であったこと。彼の説教を回避する為、かなり慌てていたことで探していた男士の背が視界に入り、急ぎ声を掛けるも行く背に、更にもう一度。漸く呼び止められたと思いきや、其れがこの刀違いを引き起こした。やってしまえば、後の祭り。彼と同じく、此方は羞恥を理由に視線を横に流しつつ)……あ~~…他所の南泉様、ほんま堪忍。私、歌仙とうちの南泉と買い出しに来とって…つい、見失ってしまったから焦って……間違えました!スミマセン!!(罰の悪そうに謝意を示しては、勢い良く腰を折って詫びる姿勢を見せた。横着せず落ち着いて視ていれば見誤らなかった判断だったが、近場を通った南泉=探してくれていたうちの南泉では?くらいで迂闊に声を掛けてしまった明らかな此方の非だ。)……イヤほんまに、このタイミングで申し訳無いんやけど。ついでに、歌仙と南泉の組み合わせとかって見掛けたりしてないです、かね?(此方も状況が、状況なので図々しくも序でに目撃情報を集めてしまおうと。下げた頭はそのままに、ちらりと気まずげに視線だけを上げて様子を伺うのだろう。)
06/09 04:37*34
……おう。歌仙と?そっちのオレも買い出しに付き合わされて気の毒だにゃ……って!お、おい、んにゃ、いや、んな謝ることねぇだろ!別に怒ってねぇよ!(刀違いだと気づいてもらえたなら目線を合わせると共に短い返答を。審神者で間違いないだろう女の話から其方の南泉一文字に対して同情のような感情を抱き、ということはこの審神者は、と察するものがあった時。勢いよく頭を下げられたならびくりと肩を震わせ慌てふためく。人の子にこうも綺麗な詫びをされては、驚きよりも周りの視線が気になるところ。参ったと言いたげな渋い顔つきで、片手で癖っ毛の髪をがしがしと掻いて。)あぁ?んだよ……。……やっぱアンタ、迷子だな?(ちらりと気まずげな視線を受け取れば、こちらはじとりとした視線を投げかけよう。怒っているのではなくて、そうなんだろうと問い質しているようなそれ。はぁ、と一つ大きな溜め息をつけば、そろそろ顔を上げてくれないかと頼もうか。)歌仙とオレなら見かけてねえな。……けど、まー、オレだったら、向こうの手焼きの煎餅屋の匂いに釣られてるかもしれねぇ、にゃ……。(二振りの組み合わせに思い当たる節がなく、代わりに自分ならば興味を示す店を挙げてみよう。丁度小腹が空いたと思っていたところだったから。ちらりと審神者を見遣る。)よけりゃ、探すの付き合ってやる、にゃ……。……乗り掛かった舟だ!(はぐれた審神者を一人にするのも気が引けるし、何よりこのまま別れて帰ったとなれば、その後どうなったのかが気になって飯の味も分からなくなりそうだ。――と、言い訳をしたところで、ただ審神者が心配なだけである。審神者の返答も碌に聞かぬまま、とっとと歩き出してしまったはず。向かう先は例の煎餅屋。――その店かその道中か、或いは。いずれにせよ、最後まで付き合うつもり。)
06/09 22:13*105
(審神者側の事情を知るや直ぐ此方の南泉一文字に対し、同情と含みを滲ませる言い草につい笑ってしまった。"そっちのオレも"とは此方の南泉も誰かに遣わされたのか将又、荷物持ち要員なのか。言葉の節々より相手方の背景事情を推察しつつ)……あ、スミ、じゃないなぁ。ありがとーございます!…本丸でやらかしてよお謝るから、癖で(へにょり、と漢字の八を描く眉は恥ずかしげもなく告げる。手本とは言い難い日常の振舞いに、愛ある鞭が飛ぶことも珍しく無い。そんな時、簡潔に其の場を済ませる処世術として、身に付いたのあろう行為が全力の謝罪とは何とも情けのない大人であることは確か。)あ……あはは。なんっちゅうか、迷子って年齢でもないし…強いて言うならはぐれたって感じやね……ウン。(物は言い様。近しい意味合いの言葉へ言い換えて、空笑いを添えた言い訳にはぐらかされてくれるだろうか──まあ、結論で言えば無理であった。問われた確信には、気まずそうに頬を掻いて言葉を濁し)…え!ほんまに?イヤ、今ええ情報流してくれて、それだけでも有難い話やのに。……おおきに!!!見付かっても見付からんでも手間賃で其所の煎餅買うたるし、持って帰ってそっちの本丸で食べてな!(彼の申し出に甘えさせてもらい、上げていた顔は一驚、からの喜悦へ。審神者目線だけでは恐らく見逃してたであろう"南泉"目線からの有力情報だけでも、大変助かるのに更なる助力まで申し出てくれるとは露にも思わずで。全力で感謝を示し、又有り難く其の善意を頂戴させて貰おう。先に歩き出した其の背を一度拝んでは、見失わぬよう数歩後ろを辿る筈。後は、自刀との迅速な合流を願うのみ─。)
06/10 14:39*138