ハプニング!目の前を歩く人が何かを落とした。お財布のようだ、教えてあげなくちゃ!
*131*
(朝食を取り終えた後、本日の審神者の業務は昼からである事から少し散歩に出てきますね。と、共もつけずにやって来たのはもう五年も通えば慣れ知った万屋街であったから。近侍も女が見かけ以上にしっかりとしていると熟知しているため、何かあればすぐに連絡するようにとだけ残して見送ってくれることに。朝の爽やかな風を感じながら万屋街にやってくれば、向かうのは先ずは甘味屋で、)今日のおやつは久しぶりにここのどら焼きにしましょう。ふふ。皆様お好きだから喜んでくださるわね。(と上機嫌に呟きを零しながら店内へと足を向けようとしたその時だった。自らの前を歩いていた人物が懐から何かを落とすのを目にしたのは。相手はその事には気が付かずに先を歩いて行ってしまえば、しゃがみ込み落とされたものを拾い上げて微かに双眸を見開く。落としたのは間違いなく財布であったから。)まあ、大変。(なんて慌てているのか分からない声を上げると、すぐさま立ち上がり辺りを見回す。先程の人物を探せばもうだいぶ前を進んでいる事を確認し、甘味屋へと向かおうとした足は自然と相手を追いかけるように小走りで動かされる。)あの、すみません。ちょっと、そこの方。…あの!すみませんそこの方!そこの先を歩く方!お待ちください!(先を歩く落とし主へと走り寄りながら最初は普通に声を掛けたものの距離からか気づいて貰えず。二回目は女にしてはいつもの倍は大きな声で声を掛ける。相手が刀剣男士であるのならその名前を添えて。そのまま相手が気が付きふり返ってくれたなら、足を止め軽く呼吸を整えながら落とした財布を差し出すだろう。)お引き留めしてしまい申し訳ありません。こちらの財布を落とされていませんか?
06/10 08:22*132
(早朝に散歩に行った際に、どうやら喫煙場所に煙草を置いて来てしまったらしい。朝食の前にも散歩に行ったのに、また出掛けるのかと歌仙には睨まれた。当然である、この審神者本丸内での喫煙に制限を掛けられているものだから、最近専ら外に散歩に出て吸うようになったのだ。)ちょいと忘れ物を取ってくるだけですよ、ねえ、それほど掛かりはしませんから、ね?(まったくと呆れるのと同時に、買い出しも頼まれてしまった。主に雑用を任せる辺りが、この刀も随分と図太くなったものだ。)ははは、構いませんよ、買ってきましょう。酒と、みりんと醤油と…ねえ、ちょいと多くないですかこれ。(頼んだよ、と言われてしまっては、後ろめたさもあったが故に断れず。仕方なく買いに行ったはいいもの、やはり多かった。荷物の多さゆえに、他が疎かになったのだろう、財布を落としたことにも気付かぬままに足は進んでいって、)……はい?僕ですか?(女性の大きな声がするものだから、はてさて呼び止められてるのは誰だろうなんて呑気にしているのがいけなかった。大きな声を出させてしまったことが申し訳なくて、すこぅし眉が下がる。)嗚呼、こいつはお手数を…確かに僕の財布です、ええ、あまりに荷が多いんで、袖から落ちたのに気付きませんでしたよ。……女性にこんなこと頼むのは気が引けるんですがね、その財布、左の袖に入れちゃあくれませんか、生憎手が塞がっておりまして。
06/10 12:50*136
(何とか立ち止まり振りむいたくれた男性の姿にほっと安堵を息をつきつつ、財布は差し出したまま告げられた言葉には軽く首を横に振って見せ、)いいえ。ちゃんと持ち主に返せてよかったです。確かにその荷物の量では落ちても気づかないかもしれませんね。でもご立派だと思います。(同じ審神者である事は何となく雰囲気から感じ取れたため、審神者自ら買い出しに出られたのであろうとその格好から考えついた女は素直に感心したような言葉を放って、私も見習わなくては。等と呟いたかもしれず。続く言葉を耳にすると彼の方へと視線を向けて笑顔のまま頷こう。)あ、はい、解りました。少しお待ちくださいね。(そう返事を返すと、手にしていた財布は彼の手ではなく指示された通り左袖の中へと。今度は多少揺れても落ちないようにと奥深くの方に入れてしまう事に。)これで大丈夫だとは思いますが。その荷物ですし、帰り道も気を付けてお帰り下さいね。(相手が持つ荷物の量からあまり長い間立ち話させてしまうのも迷惑だと判断し、それだけ告げると彼が立ち去るまでは財布が落ちないかどうか確認する為にもずっと見守りながら見送る体勢を取るか。完全に姿が見えなくなったなら、それまでに財布を落とさなかった事をしっかりと確認してほっと安堵の息をついた後は、自分も甘味屋におやつを買いに行くのだったと思い出し、今度こそ目的の甘味屋へと足を進ませていくのだろう。)
06/10 17:20*143
はは、これはまぁ…ちょっとした戒めです。それで財布を落としてきたとなれば、僕は外出禁止にされてしまうでしょうがね。(他所の審神者のお嬢さん、否、きっと年上だろう。彼女が声を掛けてくれなければきっと本丸に戻るまで財布に気付かず、バレた暁には歌仙の雷が落ちていたに違いない。それを思えば彼女が財布に気付いて声を掛けてくれたのは、本当に幸運だ。)すみませんねぇ、お手を煩わせて…嗚呼、助かりました。お気遣い有り難う御座います。(左袖に感じる重さを、今度はしっかりと確認する。次落とした時にはすぐに気付けるように。それから彼女へと、頭を下げる。荷物の多さ故に軽い会釈程度になってしまったけれど。)本当に有り難う御座います、貴女に拾って頂けて良かったですよ、ええまったく、これで歌仙くんに怒られずに済みます。…っと、碌にお礼も出来ず申し訳有りませんが、失礼しますね。(礼をしたいのも、少しの雑談に講じたいのも山々なのだが、腕の中の荷物がそれを許してくれない。そも直ぐ戻ると告げているので、遅くなればやはり雷が落ちることだろう。名残惜しげにもう一度会釈をしたならば、本丸へと向けて少々急ぎ気味に足を進める。辿り着いた本丸でも、財布は確かに袖の中に、うっかりと落とした旨を溢したものだから…当然、雷は特大のが落ちた。)
06/11 06:19*171