ハプニング!何処からともなく五匹の小虎が寄ってきた!自分一人じゃ抱えきれない!
*12*
(とある日の夕刻、そろそろ夕食が出てくるかという頃なのにおつかいがてらお菓子を欲して街へ出向いた少年の行く手を阻んだのは、まさかの五匹の小さい虎たち。一匹は咄嗟に抱えたが、小柄な体躯では頑張っても二匹が限界だろう。)わっ、うわわっ…!?どっから出てきたんだよー、五虎退とはぐれたのかー?(素っ頓狂な声をあげつつ、どうにか両手を駆使して二匹を抱える事には成功。しかし残りの三匹はどうあっても持てあますことになってしまい、彼らの主だろう短刀の姿を探すべくキョロキョロと視線を巡らせるが――どうやら、目に見える範囲に居なさそうだ。子供体温が気に入ったのか、人懐っこくすり寄ってくれる虎たちをよしよしとなんだかんだ撫でてやりながら、あらぬ願望が浮かぶ。)…虎たちがみんな人妻だったらなー。五人の人妻に囲まれて天国なのに!……ねぇ、お前たち見た目だけでもいいから、人妻になれたりしない?(とんでもない無茶ぶりを宣う有様だが、少年の顔は呆れるほどの真顔で至って大真面目。小虎たちを持て余し、そればかりか己の願望を隠しもしない刀剣男士の姿は少なからず周囲を騒がせるかもしれない。)
06/09 01:19*17
おーい、帰っておいでー。(万屋街を緩く響く声はしょんぼりと眉を下げた短刀と手を繋いだ中年から。お使いを委ねられた彼と共にリストをチェックしている内、元気な仔虎たちはどこかへ遊びに行ってしまったらしい。広いこの場でも主の元へは直ぐに帰るよと励ます時には目を合わせ、元気の無いその髪を撫でてから数刻。年を取っても衰えない耳がその鳴き声を遠くで聞き取り、探してくるから少し待っていてと慌てて駆けた先に漸くその姿を五つ目にした。そしてもう一つ、幼い体躯からは似つかわしくないその言葉を。)……っふ……、…っと。やあ、恐らく君が抱えているおチビくんは私の子たちだ。君が預かっていてくれたのかな。(自身の本丸でも似た言葉を聞いた気がする。思わず漏れる笑いを隠しながら、目線を合わせるように下げる。此方に気付いた仔虎たちが飛び付いてくる様子に確信を持ってはその頭を撫でながら、浮かべる笑みには悪戯っぽさが混じった。)お迎えに来たのが人妻ではなくてすまないね。いつかお礼に誰か紹介出来れば良いんだけれど。(年齢を重ねたその顔はある種の真実味を持って、けれど冗談混じりの言葉であることは次ぐ笑いが示してしまう。そのまま褒めるよう彼の頭も仔虎同様に撫でようとしてはたと止まる。他所の刀へ気安く手を出すなと口酸っぱく注意を受けていたのを忘れていたから、そこはひとつ堪えるとして。)この子たちを見ていてくれてありがとう、君に素敵な……天国が、訪れることを祈ってるよ。……ふ、…ふふ。(思わず想起したハーレム状態に今度こそ声を隠せぬまま、ではと緩く手を振った。不快な思いをさせないようにとそそくさ踵を返しては、その日は一日思い返して笑みが溢れてしまうだろう。)
06/09 02:46*29
うーん…!もふもふしてるしあったかいし、ぬいぐるみみたいで可愛いとは思うけどさー。俺はもっとふかふかとかむっちりした人妻感ある方が嬉しいんだよなぁ。こんな風に人妻にしてもらえたら、俺もう一歩も動けなくなりそうだぜ!(と優しい触り心地の虎たちをわしゃわしゃと遊ぶように雑に撫でつつ、妄想だけは人の何倍も逞しく。しかし小さな虎から無理やり虎柄の服を着た人妻の姿を妄想するのは流石に至難の業らしく、小さく眉間に皺を寄せた時、すぐ近くで穏やかな笑い声が聞こえてきょとんと振り返る。)ん?あぁ、そうだったのか!いきなりじゃれつかれてびっくりしたんだぜ!嫌じゃなかったけどさー。…うん、俺が預かってた!ってことでご褒美のおやつとか人妻とかあったりしない?(別の本丸の審神者と思しき初対面の男性に対しても物怖じするどころか、主がいたら叱られてもおかしくないくらいの図々しさを発揮してにまりと笑いかける。)全くだよー、あんたが人妻だったらご褒美にいっぱい撫でてお菓子もらって甘やかしまくってもらったのにさ。……えっ、紹介してくれるのか!?すっごい期待してる!(失礼極まりない事にがっかりした様子を見せたかと思えば、思わぬ冗談まじりの言葉を真に受けて一気に瞳を輝かせるなど表情の動きが忙しない。)いいって、こういうのはお互い様だろ?お礼の優しくて甘い人妻、待ってるからなー!?…おぉ、ありがと。あんたにも天国が訪れるといいな。……じゃ、俺はそろそろ人妻探しに行くんだぜ!(と手を振り返して人妻探しの旅という名のお使いに戻るはずだが、予定より大幅に遅れた帰還の理由を問われ、将来の人妻との出会いの機会を得てきたと自信満々に説明して盛大に呆れられたのは言わずもがな。)
06/09 19:42*83