ハプニング!特に何も起きなかった!(設定自由)
*114*
(澄み渡る青に立ち並ぶ家屋の色が映える中、空に似た色の髪を持つ刀剣男士が一振り。行き交う人々の声を聞きながら歩き進める万屋街は、昼時前とあってかより賑わいを見せているように感じられる。手元にある紙片に踊る走り書き、それら一つ一つを揃えるべく歩いて行こう。)…少し数が多いな。(思えば二つ返事で請け負ってそのまま出て来てしまったけれど、今改めて考えてみると思慮の浅さに苦笑が浮かぶ。指先に挟んだ薄い紙を眺めながらも歩く速度に変化は無く、靴底と地が触れ合う度に低い音が奏でられた。飲食物から筆記具、果ては書物。)……勝手に書き足したのは誰だ…?(明らかに主君の字とは異なる、幼さを滲ませる文字に浮かんだ顔ぶれは短刀たち。全く、と息をつきながらも口元は薄く弧を描き、肩から力を抜いて――前方への注意が疎かになっていることに気付くのは、肩が誰かと触れあったその時になってからのこと。)っ、申し訳ない、此方の不注意でした。大事ありませんか?(薄く焦りの滲む声音を向け、相手の表情を心配そうに窺おう。)
06/10 00:55*124
きゃ、(付き合いのある本丸の方に送るお中元の品を選ぼうと思って万屋街へと赴いた。カタログもあるが、一度は実物を見ておいたほうがなにかといい方向に向かうだろうという判断だ。季節折々の贈り物を取り扱う店舗はどこだったかしら、と、一度立ち止まって俯き、地図をじいっと見ていたのも悪かった。身長差も相まって頭部を課するように通り過ぎていきそうなった彼の方にそんな悲鳴めいたものを漏らして。)――あ、いいえ、大丈夫ですわ。そうお気になさらないでくださいまし。お急ぎですの?(一期一振という太刀は落ち着いた姿ばかりが伺える刀剣男士、という認識が強かったせいか、ふるりと首を振る様は珍しい姿に驚いているようでもあって。)一期さまは…お使いですの?(彼の手元に覚書があるようならば他者からの依頼だろうか。彼らしくもあるな、だなんてのんきに微笑んでいるさまからは彼との接触で痛みや苦しみがあったとは思われなかろう。)
06/10 02:05*129
(不注意から発せさせてしまったであろう声の方へと瞳が向いた。目線の高さは随分と違うが、それを不注意の言い訳にしてはならないだろう。整えられた眉が不安そうに下がり、片手を胸元にて握る。)いえ…単なる不注意です、と申し上げるのもお恥ずかしいものですが。申し訳ない、お心遣いに感謝致します。(胸元にて力を籠めていた指先を解けば、添える形へと。そのまま軽く頭を下げ、一礼をお詫びとしよう。彼女の瞳から驚きが感じられる錯覚に陥っては些か気恥ずかしく、困惑しながらも口角を上げた。視線が手元へと落ちるのは問いを受けてからのこと。)えぇ、色々と頼まれた上に誰かが勝手に書き足したりもしているようで。どうしたものかと考えながら歩いてしまったのは悪手でしたな。ところで貴女は?お一人のようですが、誰もお連れではない?(ついと視線を巡らせたところで彼女の付き人らしき姿は見付けられず、月にも似た金色は再び彼女だけを映し込んだ。必要そうであればお詫びも兼ねて短な時間であれば護衛を申し出るだろうし、不要そうであればもう二言三言交わしてから己の目的を果たすべく一歩を進めていくことだろう。)
06/11 01:01*156
まあ。ふふ、そうですの?…実を申しますと、太刀の殿方とは身長差がございますから…わたくしの方からぶつかってしまうことが多いのですわ。ですから、気になさらないでくださいましね。(事実頭上に気を払わず自らの本丸の太刀と接触したことも一度や二度ではない。内緒話を打ち明けるように囁いたのち、まあ、と彼の手元に話題が移ろうことに口元に手を当てた。未熟な審神者ながらに、なんとも微笑ましい光景だと感じたゆえに。)うふふ、一期さまのことを皆様頼りにしておいでなのですね。ええと、お疲れ様です…?ええ、そのう、季節の挨拶の品をそろえようと思いまして…、歌仙さまと同行したのですけれど、少しはぐれてしまったようですの。(目利きに秀でる打刀を話題に出すものの、道に迷った挙句に護衛役ともはぐれるとはこちらも失態を晒すようで気恥しく、目元を染めながらはにかんで。とはいえ自分の刀のことである。頼りにしてはいるし、そのうち見つけてくれるだろうとも当たり前に思っているために大丈夫ですわ、だなんてしゃんとしたそぶりは少しは出来ていただろうか。和やかな笑みと共に彼を軽く頭を下げて見送ると、案の定こちらを探していたらしい牡丹が慌てた調子で駆けよってくる。)
06/11 01:49*161