ハプニング!迷子を案内してあげた。一緒にお母さんを探してくれた親切な人にお礼をしよう。

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さぁて…きみのお母上は一体何処にいらっしゃるんですかねぇ。困りましたねぇ。(30分程前のことだ、万屋街の雑貨屋の前でうろうろと彷徨う少年を見つけたのは。声を掛けたところ彼の母君も着物姿なのが原因か、「母様!」としがみ付かれてしまったのであった。)すいませんねぇ、僕も流石にちょっとお母上にはなってあげられませんで…嗚呼、嗚呼、泣かないで下さいな。(袖にしがみつかれたと合っては放り出して逃げる訳にもいかず、然しながらそれほど子供が得意な訳でもない自分に人探しは向いていない。おやおやどうしましょうか…と困った様に笑いながら周囲を見渡せば。ばっちりと目が合った相手ににっこりと笑い掛ける。ええ、ええ、分かっておりますとも、きっと手伝ってくれることでしょう。)もし、もし、此方の坊のお母上を探すのを、一緒に手伝って下さいな。僕一人では見つけてあげられそうにないので、ねえ、お願いしますよ。手伝って下さいましたら、お礼はさせて頂きますので。(そうして無事に手伝ってもらい少年の母君を探し出すことが出来たなら、手伝ってくれた相手に向き直って深々と頭を下げよう。)いやはや本当に有り難う御座いました。僕ねえ、ええ、子供がそれほど得意ではなくてですね。いえ、嫌いではないのですよ、そうではなく…煙草を嗜むものですから、ねえ、近寄らないようにしているのですよ。

06/10 00:16*119

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(万屋街にはさまざまなものが行き交うが、幼子というのは珍しい。そういう理由で動向が気になっていたちいさな影ひとつ、視線で追ってしまっていたのが悪かった。母様、と抱き着いた相手はどう見ても母には見えない。いや、でも最近はそういうのも珍しくないんだっけ?ふとそんな事が脳裏を過ぎったものの、どうやらその後のやり取りを見るにやはり人違いらしかった。やや離れた位置で店を見て周りながら一部を眺めていたもので、逸らすタイミングを逃す程ばっちりと視線がかち合う。そこまではいい。やがて彼が見せる“いい笑顔”に、嫌な予感がした。無論的中したのは言うまでも無く、)は!?いや俺急いでるし……、(適当な言い逃れをしようとするも、結局いいように誘導されて協力に至る。穏やかなくせに押しが強い。こういうタイプは折れる他ないのだと学んでいた。一先ず男児は此方がおもに手を引いて、人探しといこう。程無くして見つかったのは運が良かった。「お前も、男の子ならもっと強くなれよ」と送り出す。そうして一人とひと振りとなったなら、さてお役御免かと踵を返そうとしたけれど。)うわ、別にいいって。お礼ならさっきの母親から聞いたし、それで十分。(深い礼に思わずぎょっとして、そんなもの不要だと手を下から上へと幾度か振ってみせる。続く話には「ふーん」と納得の相槌。)言われてみれば、たしかに匂うかもね。なんかこう、匂い消しっていうか消臭的なやつ買ったらいーんじゃない?(悪びれない肯定と、改善案は同じトーンで紡がれる。)

06/10 00:48*122

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(目が合った相手は他所様の本丸の刀剣男士で、しかも自分は運が良い。人好きのする相手だし、取っ付き難くもない。一先ず少年の手を引くのは彼に任せる事にしよう。母君と軽く言葉を交わして、礼なら彼に言ってあげて下さいな、僕は後ろで軽鴨になっていただけですからねぇ、とほけほけ笑う。半ば押し付けてしまって彼には悪い事をしてしまった。)お急ぎでしたのにすみませんね、君のお陰で助かりましたよ。…いえいえ、いけませんよ、こういったことはしっかり致しませんと。(慌てる様な仕草にはは、と笑い声一つ。袖の中を探れば、目当ての物は直ぐ見つかった。適当に3つ程掴んで、彼の前に差し出そう。)良ければ貰って下さいな、ただの飴ですけれど。人探しも疲れましたでしょう?(ラインナップがカンロ飴、塩飴、黒糖飴な辺りが何ともじじ臭い。そうして彼から指摘されれば、え、と目を丸くしてから袖を持ち上げて鼻を寄せ、)……うっかりしておりました、ここまで匂うとは…消臭、でしたか、はてね、どうにも疎いもので……、加州くん、君、これから暇ですか?(浮かべるのは、にっこりと押しの強い笑みだ。)嗚呼、お急ぎなんでしたっけ?母上探しに時間を使ってしまいましたけれど、なぁに、それほど時間は取らせませんよ。先程の雑貨屋で一つ、見繕ってはくれませんかね。(是ならば雑貨屋までからんころんと下駄の音を響かせるし、否ならば…まあ、これ以上は無理強いもしないだろう。ただ、是の場合にはお礼が飴プラス練り香水一つ増える筈だ。)

06/10 12:17*134

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(謝意の言葉に裏はないように感じられる。であるならば、意固地になってその思いを突っぱねる程無粋ではないので。)あ、そう。じゃあ感謝されとく。(しれりと調子付いて宣い、眉を上げてふふんと偉ぶるような笑い方。差し出されたものにも遠慮なく手を伸ばし、受け取ろう。手の平で転がしながら、渋めのラインナップに目を細めて)……あんたって意外とじじいなの?(無遠慮に訝しんだ。さりとて嫌いな味ではないので、結局は「ま、もらっとくけど」と懐にしまい込む。その内のひとつ、カンロ飴だけはそのまま口に放り込んで。ころりと舌で転がしながら。)べつにそこまで極端にくさいってわけじゃないけど。言われてみりゃわかるって程度で……いや、だーかーらー(急いでるって言ったよね?と続ける前に、先に言われてしまっては此方は口を噤む他ない。其の言い分を覚えていて尚誘いを持ち掛けるのだから、全く良い性格の持ち主といえよう。清々しいほどの笑顔を睨めつける表情は、呆れ半分戯れ半分。)あーもうわかったよ。ったく……香りものはそっちじゃなくて左の方。(彼の後に続くように歩き出しながら、目的の場所を後ろから口出し。陳列する商品を見つめながら「匂い消すなら消臭スプレーでよくない?」という極論から「消すんじゃなくて相性が良い匂い探した方がいいかもね」という別の案も交えつつ。最終的には消臭スプレーとウッディー系のフレグランスの二択にして。どちらを選ぶかは相手次第だろう。別れ際、渡された練り香水には一度目をまばたかせたのち「ありがと」と素直な礼と共に受け取った。少し疲れたが、まあ、悪くはない時間だったと言ってもいい。)

06/10 20:26*152